講談社文庫<br> 掃除婦のための手引き書―ルシア・ベルリン作品集

個数:
電子版価格
¥990
  • 電書あり

講談社文庫
掃除婦のための手引き書―ルシア・ベルリン作品集

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 21時36分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065273074
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

死後10年を経て再発見された、奇跡の作家。
大反響の初邦訳作品集、ついに文庫化!

2020年本屋大賞〔翻訳小説部門〕第2位
第10回Twitter文学賞〔海外編〕第1位


毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。
道路の舗装材を友だちの名前みたいだと感じてしまう、独りぼっちの少女(「マカダム」)。

波乱万丈の人生から紡いだ鮮やかな言葉で、本国アメリカで衝撃を与えた奇跡の作家。
大反響を呼んだ初の邦訳短編集。

内容説明

毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。道路の舗装材を友だちの名前みたいだと感じてしまう、独りぼっちの少女(「マカダム」)。波乱万丈の人生から紡いだ鮮やかな言葉で、本国アメリカで衝撃を与えた奇跡の作家。2020年本屋大賞翻訳小説部門第2位、第10回Twitter文学賞海外編第1位。大反響を呼んだ初の邦訳短編集。

著者等紹介

ベルリン,ルシア[ベルリン,ルシア] [Berlin,Lucia]
1936年アラスカ生まれ。鉱山技師だった父の仕事の関係で幼少期より北米の鉱山町を転々とし、成長期の大半をチリで過ごす。3回の結婚と離婚を経て4人の息子をシングルマザーとして育てながら、学校教師、掃除婦、電話交換手、看護助手などをして働く。いっぽうでアルコール依存症に苦しむ。20代から自身の体験に根ざした小説を書きはじめ、77年に最初の作品集が発表されると、その斬新な「声」により、多くの同時代人作家に衝撃を与える。2004年逝去

岸本佐知子[キシモトサチコ]
翻訳家。2007年、『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

157
短篇集です。かなりの評判になっているので手に取りました。アメリカの比較的下層階級であるような物語なのですがカラッと乾いたような感じの印象を与えてくれます。そのような気候なのかもしれません。また第三者的な感じで書かれているからなのでしょうか。ある意味自分の日常の仕事や生活などをうまくエッセイ風に書かれている気がします。少し異なるのでしょうが、ヘミングウェイの短編を思い出しました。2022/11/16

アキ

116
最近読んだ著者の「すべての月、すべての年」がとても良かったので、新しく出た文庫本で再読した。一度目では入り込めなかったが、再読で彼女の人生に没入するように耽読した。一人称で、または三人称で、時には登場人物の一人として彼女の実体験を元にした刑務所やアル中、ガン末期などのきつい状況にいる物語に、この小説の中の言葉「魂の気高さ」を感じさせる文章が直接心に訴えてかけてくる。『さあ土曜日だ』の中の文章「犯罪者の頭と詩人の頭は紙一重だ。どちらもやっていることは、現実に手を加えて自分だけの真実をつくり出すことだから」2022/05/12

はっせー

105
海外文学をこれから読もうと思っている人にぜひ読んでほしい本になっている。ルシアベルリン。この本を読む前まで知らない作家であった。読んでみての感想は作品自体が万華鏡のようなものであった!ルシアベルリンさんの実体験とフィクションを混ぜた短篇集となっており、その曖昧に混ざり合っている感覚がとても心地よい。そして万華鏡のような作品と思った理由は作者自身が多面的であり同じ人の人生を描いた作品なのに印象が全然違うのである。これは初めて万華鏡をみたときの感想と似ている。またルシアベルリンさんの本が読みたい!2023/01/27

nico🐬波待ち中

92
カラフルな色彩から色味の全く感じられない灰色まで。次に現れる文章は果たしてどんな色味を放つものなのか。浮き沈みの激しい荒波に読み手ものみ込まれそうになる。けれどそれら全てが、同じ一人の女性の人生。波乱万丈な継ぎ接ぎだらけの彼女の人生を、一つ一つ丁寧に重ね合わせていった中身の濃い一冊。様々な色合いの文章の端々に覗かせる明るさと知性に目が離せなくなる。どこか他人事のように客観的に綴られた彼女のリアルな人生。「後悔はないと言ったけれど、あれは嘘だ。でもあのときはこれっぽっちも後悔しなかった」この潔さがいい。2022/05/05

tsu55

77
短いセンテンスを積み重ねていく、簡潔でスピード感ある文体が気に入った。もとの英文が良いのか、訳者の手柄なのか、あるいは、その両方なのだろうか。 自己の体験をもとにした話でありながら、内面描写をぎりぎりまで削っているので、なにか乾いた印象を受ける。それも気に入った。2022/10/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19336204
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。