講談社学術文庫<br> ニホンザルの生態

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講談社学術文庫
ニホンザルの生態

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  • サイズ 文庫判/ページ数 424p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065267578
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C0140

出版社内容情報

サルの社会に分け入り、文化を見出し、人間性の起源に迫る――
世界をリードした日本の霊長類学(サル学)の原点がここにある!

今西錦司・伊谷純一郎らとともに日本の霊長類学のオリジネーターの一人として活躍した河合雅雄。意匠を凝らした筆致でもって生き生きと描かれる、サルの群れのリーダー交代劇、メスの巧みな繁殖戦略、イモ洗い行動の伝播などのありさまに、読者はきっと「息をのみ、眉をひそめ、思わず膝を打って微笑むことになる」(山極壽一氏解説より)でしょう。
加えて強調すべきは、何より研究者本人たちが実に生き生きと、楽しそうに研究に没頭している様子が紙面からありありと伝わること。ゆえに本書は、日本の学問が一番元気だった時代の「生きられた記録」でもあるのです。

解説:山極壽一

[目次]
○ニホンザルの生態
1 ニホンザル/2 ニホンザルの生活/3 ポピュレーションの動態
○社会構造
1 社会構造/2 群れ社会の諸形態/3 社会構造の変容
○社会構造を支えるもの
1 幸島の群れ/2 順位制/3 社会関係の調整機構/4 駆け落ちしたリーダー候補
○クラスとグループ
1 リーダークラス/2 サブリーダー/3 ナミオス/4 ヒトリザル/5 メス/6 母と子/7 社会的成長
○性
1 その生理/2 性行動
○ニホンザルの文化[カルチュア]
1 一般に見られるカルチュア的現象/2 幸島の群れのカルチュア/3 知能とカルチュア
○コミュニケーション
1 音声によるコミュニケーション/2 行動による伝達
○日本のサル学
○あとがき
○再版にあたって
○解説 ニホンザル研究の一里塚――河合さんのやり方 山極壽一

内容説明

日本の霊長類学のパイオニアたちが独自に開発し、発展させた、餌づけ、個体識別、実験、長期観察、共感といった方法論は、リーダーの誕生と没落、メスの繁殖戦略、イモ洗い行動の伝播など、サル社会のダイナミックな構造と文化を生き生きと描き出す。サルの生態を通して人間性の起源に迫る、世界に比類なき霊長類研究の原点。

目次

ニホンザルの生態
社会構造
社会構造を支えるもの
クラスとグループ

ニホンザルの文化
コミュニケーション
日本のサル学
解説 ニホンザル研究の一里塚―河合さんのやり方(山極壽一)

著者等紹介

河合雅雄[カワイマサオ]
1924年、兵庫県生まれ。京都大学理学部卒業。理学博士。生態学・人類学。京都大学霊長類研究所所長、財団法人日本モンキーセンター所長、日本霊長類学会会長、兵庫県立人と自然の博物館名誉館長、兵庫県森林動物研究センター名誉所長などを歴任。2021年5月14日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

氷柱

5
831作目。2月24日から。ニホンザルについての研究がまとめられている作品。新装版(?)ではあるものの中身は戦後数年後~1960年程なので現在はより研究が進んでいるはずだ。それでも彼らのコミュニケーション能力や知性、さらには組織としての動き方などが克明に描かれる。作者たちの執念には感服せざるを得ない。どこか人類の習性にも繋がりそうな部分が見え隠れしているので、決して他人事と割り切ることができない。それだけサルは人間臭い生き物なのである。ついでながら威厳とは何かというものも垣間見ることができる。2022/02/27

クロスリバーゴリラ

0
日本の霊長類研究の黎明期を支えたとも言える河合氏による、1960年代までのニホンザル研究をまとめた一冊。時代的に研究対象が餌付けされた群れであることや、60年近く前の内容ではあるためそこに留意して読む必要はある。しかし、芋洗い行動やリーダーの交代など有名な事例も取り上げており分かりやすく書かれている印象がある。 また、これも時代ということなのだろうが現代では用いない(使ってはいけない)表現だったり強めの擬人化などが多々でてくるが、河合氏による読者に楽しんでもらおうという気持ちの現れとして受け止めればいい。2024/10/12

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