- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 ヤングマガジンKC
出版社内容情報
小学生ぶりに図書館を訪れたヤンキー石平くん。10年前に借りた本を失くしていたことをきっかけに、あれよあれよとアルバイトすることに!
借りた本を破ってしまった時は? 難しい漢字の読み方を調べたい時は? ルールに厳しくも図書を愛してやまない仲間と贈る、読むと図書館に行きたくなる図書館お仕事漫画、誕生です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
235
図書館にいかにも似合わなさそうな石平くん。しかし読んでいくといつのまにか、馴染んできたように見えるから、人間って変わるものなんだ。図書館コミックといえば、あの『図書館の主』を思い出すが、この作品は2020年代の今、よりタイムリーな気がする。図書館だからといって、本の内容にどんどん踏み込んでいく作品だと、どうしても文学の方に顔を突っ込んでいきそうだが、この巻ではまだ本そのものの扱いや、石平くんの周辺の人間関係を紹介し始めたばかり、というテイスト。その空気感がなかなか良い。2巻を入手したので、続きを読もう。2023/04/19
ままかり
161
ヤンキー図書館へ行く。ヤンキー少年・石平くんと図書館で働く愉快な仲間たちによる所謂お仕事漫画。愉快な仲間たちが本当に愉快。そして一癖も二癖もある利用客たち。基本コメディだがほっこりする話もあって飽きずに楽しめる。★★★★2024/03/27
うっかり呑兵衛
154
図書館漫画。題材もそうだけども、それぞれの表情も好き。それにしても主人公の石平くん、図書館をバイト先にできるのはステレオタイプなヤンキーではないし、それを匂わせる伏線も今後が気になる。もちろん各話の図書館豆知識も好き。2022/09/25
美紀ちゃん
130
全く同じセリフを言ったのに人はなぜ感じ方が違うのか?自分より強そうなものとは争わないのが人間の心理。そのために自らを鍛えて大きく見せて争いを避けるという技!知りたいことがあるから図書館へ行く。誰かに教えられるのではなく知りたいから本を開く。1番純粋な本当の「学び」。石平くんは根性があるなぁと思った。図書館の面白さをわかってくれて嬉しいと思った。学校図書館で「〇〇ってどんな?」と聞かれた時に答えを教えるのではなく、この辺の本を探すと答えがわかるよ!これを見るとわかるよと、本に案内する。公共図書館も同じ。 2022/03/30
中玉ケビン砂糖
121
(1)のみ。身近な場所だけに一瞬ドキッとさせられたが、そこをクローズアップするとは……と目から鱗。でも図書館司書さんってそんなに高頻度で「税金泥棒」とか言われてるのだろうか。少なくとも客に無関心なタイプの書店員よりかは手厚いサービスをしてくれるけども。自治体によるのかもしれないが、破損・紛失した本は金銭で弁償するのではなく、(絶版でない限り)同じ現物(新版が出ていればそちらを)を購入して納本する仕組みになっていることも初めて知った……まだまだ興味は尽きない。2022/12/02