出版社内容情報
西村 京太郎[ニシムラ キョウタロウ]
著・文・その他
内容説明
会社員の宮田は、両国駅の通常は使用されない3番ホームに不審な人物を目撃。翌日、恋人の千里とともに3番ホームにしのびこみ、ランの紋様が入った指輪を拾う。指輪の複製を依頼された宝石店の店員が殺され、両国から館山へ向かう臨時特急に乗った千里が行方不明に。ホームの怪異と指輪の謎に、十津川警部が迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三代目けんこと
25
戦争がもたらした悲劇...。2024/02/03
いづむ
11
うちから近いし相撲好きなので「両国駅」が舞台となったら読まずにはいられぬ。普段使用されない3番ホームで発生した謎が昭和20年に起こったとある事件までつながり、ちょっとした歴史の一幕も垣間見られる想像以上に壮大な物語。両国が言ってみれば千葉方面への玄関口だったことも知らなかった。駅を通してその土地の歴史を学ぶというのも面白いかもしれないな。2022/04/19
ドットジェピー
7
面白かったです2021/10/28
ちこ
3
十津川警部シリーズの最新の方。 スマホを駆使する様子も描かれていて、順不同で読んでるので、おぉ時代について行ってると個人的に嬉しかった。 幻の3番ホームや秘密結社の落し物の指輪、特別観光列車、封印された事件など色々な要素が入った今作。 メインは両国と館山だが、私に馴染みのある土地の名前もいくつか出てきて楽しかった。 十津川警部シリーズには珍しく「怪談」の文字。 最後に怪談と付けたかった西村先生の意味をしっかりと後世に伝えていかなければと思った。2023/11/29