- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 アフタヌーンKC
出版社内容情報
半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーは高校に入学したばかり。
両親は平和な学園生活を送ってくれることを願っていたが、チャーリーは「動物開放」を掲げるテロ集団・ALAに目を付けられてしまう。
チャーリーと仲良くなった同級生のルーシーは、チャーリーを学園生活になじませようと奮闘する。
しかし、ALAはチャーリーを仲間に引き入れようと画策し、周囲の人間からチャーリーが孤立させるため、学園を揺るがす「最凶の事件」を起こす。
FBIや周辺住民などから、一層注目を集めてしまうチャーリーに、ALAが次の一手を打つ。そして、チャーリーにも変化が訪れる。
作品集『パンティストッキングのような空の下』が「このマンガがすごい!」2017(宝島社)のオトコ編第4位にランクインし、話題になった漫画家・うめざわしゅんによる連載作品第3巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
50
漫画。テロリズムの連鎖[第12話:訪問者]ALAを壊滅してこようと思ってるんだけどどう思う?[第13話:エスケープゴート]ご近所トラブル。Fワード[第14話:is-ought]私はテロを起こすほど人間に絶望していません。生きることは変わること[第15話:青髭の城にて①]ルーシー拉致られる[第16話:青髭の城にて②]救出に向かうチャーリー[第17話:青髭の城にて③]ALAの15年前の真相。デイヴィッド・グロスマン博士の思惑。両親襲撃▽人間のダメダメさが本当に嫌になる。2022/05/28
Vakira
46
高校生銃乱射事件とチャーリーとの関連性を推測した住民から立ち退き運動がおこる。州警、FBI、知事、ALAの四巴。とうとうルーシーが拉致されてしまう。チャーリーのルーシー救出劇。チャーリーの能力フル回転。気持ちいい~ おお~チャーリーとチャーリーに関わる企業関係。ルーシー拉致の本当の目的は?うえ~ゲロゲロ こんなんあり? やばい。これは本当に映画で見たい。でどうなるのこの続き?早く4巻読みたいっす。2022/05/04
Koichiro Minematsu
33
アイデンティティを問う!2022/04/04
トラシショウ。
22
「私はテロを起こす程人間に絶望していません。何より現実は決して不変じゃない。現時点での世界の現実がずっと続くと言う考えこそ「夢想」なんですよ。生きるとは変わる事だ・変わらなければ──死体も同然です」。ALAがゲイルに引き起こさせたシュルーズ高での校内テロの影響は著しく、チャーリー達は地域住民からの退去要請とFBIの監視に曝される事に。そんなチャーリー達家族の身を案じるルーシーだが、ALAの悪辣な「勧誘」はやがて取り返しのつかない最悪の事態を巻き起こし・・・。今回はかなり衝撃の展開へ(以下コメ欄に余談)。2021/11/26
JACK
13
☆ 過激な動物保護団体ALAは、人間とチンパンジーの交雑種「ヒューマンジー」のチャーリーを利用しようとしてきた。学校に通って人間として暮らしていたチャーリーだが、彼の周りでテロが起きたことで、危険な存在と見做され始める。地元の住人、警察、FBI、そしてALAと様々な思惑が交錯する中で語られるテーマはなかなか重厚で読み応えがあります。多くの人に読んで欲しい傑作。ハリウッドで映画化とかされないかな。2021/11/25