出版社内容情報
ポンコツAI、約束のうたを届けます。
大反響『イヴの時間』『サカサマのパテナ』の吉浦康裕監督
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映画化決定『僕が愛したすべての君へ』『君が愛したひとりの僕へ』の乙野四方字
人気クリエイターのタッグでおくる、青春SFアニメーション公式ノベライズ!
☆☆☆
サトミが通う高校に転入してきた、変わった少女・シオン。
彼女が母によって製作されたAIだと知ったサトミは、それを知られまいと大奮闘。
幼馴染みのトウマをはじめとする仲間とともに、
いつしかシオンのひたむきな姿と歌声に心を動かされていく――。
『イヴの時間』『サカサマのパテマ』監督・吉浦康裕の世界を、
乙野四方字が色鮮やかに描き出す、歌って踊れるSF青春小説!
内容説明
サトミが通う高校に転入してきた、変わった少女・シオン。彼女が母によって製作されたAIだと知ったサトミは、それを知られまいと大奮闘。幼馴染みのトウマをはじめとする仲間とともに、いつしかシオンのひたむきな姿と歌声に心を動かされていく―。『アヴの時間』『サカサマのパテマ』監督・吉浦康裕の世界を、乙野四方字が色鮮やかに描き出す、歌って踊れるSF青春小説!
著者等紹介
乙野四方字[オトノヨモジ]
1981年大分県生まれ。2012年、第18回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞した『ミニッツ―一分間の絶対時間』(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
84
アニメ映画のノベライズだけど、アニメ映画を観ずに読んだ。AIを扱ったSFとしても青春群像劇としても、とても楽しめる内容。AIの詩音がかなりポンコツキャラで、巻き起こる騒動がコミカルで可笑しい。彼女と関わって波及するようにして、高校生たちが変化していく様が面白い。それぞれの人物像もよく描けている。後半、なぜに詩音が悟美を幸せにしたがるのか?がわかってくる過程は感動的。詩音が歌ったり踊ったりする場面は頑張っているんだけれど、小説では表現しきれていなさそうな感じ。映像だと動きや音楽が付いて、映えるんだろうなあ。2021/12/11
よっち
39
悟美が通う高校に転入してきたちょっと変わった少女・詩音。彼女が母によって製作されたAIだと知った悟美はそれを知られまいと奔走する青春小説。疎遠になっていた幼馴染で機械マニアの十真の力も借りて、仲違いしていたイケメンのゴッちゃんと気の強い綾のカップル、柔道部員のサンダーたちのわだかまりを解決しながら、幸せにするために暴走する詩音を協力してフォローしてゆく悟美たち。些細なきっかけから大騒動に巻き込まれる展開でしたけど、明らかになってゆく詩音のルーツと彼女たちが迎える結末にはなかなかぐっと来るものがありました。2021/10/16
ピロ麻呂
36
今や車が自動運転できる時代。AIが自我を持ち、友だちみたいに会話できるようになるかもしれない。本作、おもしろかったので映画も観てみたいと思いました😊2021/12/01
かっぱ
16
母によって製作されたAIロボットと織りなす青春物語。多感な少年少女はいつも何かを抱えている。人と上手く向き合えなくかったり、人と比べて自身を卑下したり、ほんのちょっとの勇気が持てなくて。それでもAIであるシオンの底抜けな明るさに導かれるようにして皆が前を向いていく姿が眩しくてたまらない。幸せとはなんだろう。人でさえも答えが出ずに雁字搦めになるその問いかけに、分からないなりに真正面から立ち向かうシオンと仲間たちの五日間の冒険は幸せになるための軌跡の物語だ2021/11/03
サキイカスルメ
14
学校で『告げ口姫』と噂され浮き気味の女子高生サトミが、転入生シオンはAIロボット開発者な母の極秘実施試験のロボットだと知ってしまい始まるお話。主人子はサトミではありますが、幼なじみトウマ、アヤ・ゴッチャンカップル、柔道バカサンダー、そしてシオンと色々な人の視点で進んでいくので、映像を小説にしたというのが凄く伝わってきました。映画も見てみたいと思えるノベライズですね。「サトミ!いま、幸せ?」サトミの幸せのために、突飛な言動をするシオン。彼女の明るさと歌は、周りを幸せにしていくパワーがあって素敵でした。2021/10/18
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