ショットとは何か

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ショットとは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065248799
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0074

出版社内容情報



蓮實 重彦[ハスミ シゲヒコ]
著・文・その他

内容説明

下北沢で立ち見した『東京物語』、青年の心を掻き乱した『殺し屋ネルソン』『大砂塵』にはじまり、西部劇、ミュージカル、「演出」の映画と「撮影」の映画を論じ、ドゥルーズを叱る。リュミエール兄弟から濱口竜介まで、映画の歴史と魅力を縦横無尽に語り尽くした比類なき映画論!

目次

1 『殺し屋ネルソン』に導かれて
2 物語を超えて
3 映画崩壊前夜とショットの誕生
4 「理論」的な問題について
5 ショットを解放する

著者等紹介

蓮實重〓[ハスミシゲヒコ]
映画批評家、文芸批評家、フランス文学者。1936年、東京都生まれ。東京大学仏文学科卒業。パリ大学にて博士号を取得。東京大学教授を経て、東京大学第26代総長。78年、『反=日本語論』で読売文学賞、89年、『凡庸な芸術家の肖像』で芸術選奨文部大臣賞、2016年、『伯爵夫人』で三島由紀夫賞を受賞。1999年にはフランス芸術文化勲章コマンドールを受章する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

229
物語を超えた何かが映画を震わせる。その瞬間に心打たれる僥倖。自分の感性を信じて、他人に迎合しないことの大切さ。映画という不可思議な存在を語る楽しさと難しさを教えて頂きました。あと、「演出」の映画と「撮影」の映画の違いとか。「撮る」ことの「現実=現在」性とか。深淵な映画論を堪能できます。それと、ドン·シーゲルと聞いて「殺し屋ネルソン」(表紙)を想像できないようでは、21世紀の映画の批評家としては失格とのことなので、観とかなきゃと思います。2023/01/09

keroppi

62
今年出版の「ショットとは何か歴史編」が気になったのだが、その前にまずはこの本と「実践編」を読んどかなかくちゃと思って手に取った。映画におけるショットの重要性を具体的な作品をあげながら解説していく。あげられる作品が50年代のものが多く、そのショットが思い浮かばないのが残念。世間的には評価されている作品に容赦ない批判を繰り広げる様は痛快ですらある。ショットとは「寡黙な雄弁さ」「雄弁なる寡黙さ」によって見る者を動揺させるものだと言う。こういう視点で映画を見つめ直すのもいいかもしれない。「殺し屋ネルソン」見たい!2024/12/27

Sam

57
蓮實先生の映画本はとうに卒業してあとは実践あるのみ(=観るのみ)と思ってたが久しぶりについ手にしてしまった。書名から理論書?とも思ったが、確かに「ショット」というテーマで語られる多くの作品の解説は(ほとんどの作品は観てはいないものの)なるほどと感じたし、「撮影」の監督と「演出」の監督がいるという整理も参考になったけど、でもやっぱり理論とも言えない理論(「理論は到底映画に追いつけない」とあからさまに白状している)と、蓮實先生の映画への偏愛に満ちた一冊であり、凡百の理論書が到底かなわない面白さ。2022/06/16

遊星

17
のっけからの『殺し屋ネルソン』を引用してのドン・シーゲル擁護に痺れる。『殺し屋ネルソン』を評しているかどうかで映画に関する書物を比較するなんて、そんなアプローチ蓮實先生にしかできないよと思わず笑ってしまう。ショットを軸に語られるなか『エデンの東』を「演出」の映画、『理由なき反抗』を「撮影」の映画と評したりする。なるほど蓮實先生も「演出」の映画というものを認知しているのだなと少し安心感を感じた自分を笑う。とにかくこれだけの知の巨人が長く日本における映画評論を牽引してきたことを改めて僥倖に思う書物だった。2022/06/14

Takashi Takeuchi

13
”ショットとは何か””良いショットについて”具体的に技術的な解説もされている本と思ってたので、、残念。しかし、映画評論家だから当然とはいえ蓮實氏の記憶力には流石に関心。自分も古今東西記憶にある限り3,100本超の映画を観てきたけれど、記載されている映画で観てない作品がまだまだあるな。2022/11/17

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