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出版社内容情報
芝村 裕吏[シバムラ ユウリ]
著・文・その他
しずま よしのり[シズマ ヨシノリ]
著・文・その他
内容説明
長きにわたる戦いのなかで、世界的な重要人物となってしまったアラタ。子供たちに銃を置かせたい―彼の願いとは裏腹に、アラタ個人の軍事的価値の高さは敵を刺激し続けることになっていた。タイから撤退を余儀なくされた中国は、頽勢を覆すべく、ついに核のカードに手をかける。そして、首都・ネピドーに立てこもるミャンマー政府は、姑息にもホリーの身柄を狙う…。終わりなき戦いの日々に終止符を打つべく、アラタは最後の戦いに挑む―!芝村裕吏×しずまよしのりが贈る大ヒットシリーズ、ここに完結!
著者等紹介
芝村裕吏[シバムラユウリ]
ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。第5回日本ゲーム大賞優秀賞、第32回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ、『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける。その特異な世界観と研ぎすまされたシステムから、「芝村ゲー」と呼ばれ、高い評価と熱狂的なファンを多数獲得している。また、ウェブ上で不定期にファン参加型のゲームも運営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
長きにわたる戦いのなかで、世界的な重要人物となってしまったアラタ。タイから撤退を余儀なくされた中国は、劣勢を覆すべくついに核のカードに手をかける第十一弾。子供たちに銃を置かせたい彼の願いとは裏腹に、敵を刺激し続けてしまうアラタ個人の軍事的価値の高さ。さらにはミャンマー政府が姑息にもホリーの身柄を狙う展開でしたけど、現代で戦争の続けることの難しさがリアルに描かれる一方で、ヒロインたちの共闘によってアラタの外堀が着実に埋まっていきましたね(苦笑)今巻で完結ということでしたけど、その後が気になるので続編に期待。2021/11/01
なっぱaaua
30
あぁ終わってしまった。Fの前後は無いのだろうか。最後はさもありなんというグダグダの展開になるのは戦争が最早難しいものになっているという証なのかも。経済も地政学も必要でただただ暴力だけなんて通じない世界なんだろう今は。最後迄描ききった芝村さん有難うございます。きっと芝村ワールドには繋がりがあるのでマジオペメンバーの登場があるのかもしれませんね。しずまよしのりさん最後迄可愛いジブリールを描いてくださって有難うございます。きっとジブリールは幸せになれたのだろうと信じたい。内容が内容だけにアニメ化は無いよね。2021/10/20
サケ太
18
やはり強すぎる。世界の情勢はより混沌に。その世界で子どもたちとともに生きるアラタの選択。好きなシリーズだった。2021/09/24
本の蟲
14
終わってしまった―。アラタ×まめたんというチートのせいで、泥沼に陥ってしまった中国軍。核使用という恫喝に出るが…。核についての発言は現実であったばかり。中国の拡大政策の行きつく先や、北朝鮮による侵攻、第三の核使用は実際どこになる等、シミュレーションとしても参考になることが多い本作。アラタのいないリアル日本はどうすべきなのか、かなり危機感を覚える。満足できる締め方だったが、FⅡにつながる完結だったので、アラタ一家の今後を見せるFⅢを期待。書いておくれよ2021/09/17
AKF-ZERO
10
これもまた終わってほしくなくて、今まで積んでた最終巻。作者の芝村さんにはお疲れ様でした。…と言いたいところですが、現状でロシアが核を使用したら、大体作中の中国や世界情勢に近いような感じになるのではないでしょうか。完結とありますが、現実とリンクしたり触発されたりで復活、なんて難しいですかね? ジブリールやジニやホリーから逃げ回ってたアラタもようやく年貢の納め時ですが(イトウさんも加わるんだろうなあ)、まだ悪あがきしそう。イラストのイトウさんもエラい美人になりましたし、ジブも凛とした美少女に育ち、2023/04/17