出版社内容情報
コロナ禍中の日々を映す4つのストーリー。
芥川賞作家・上田岳弘、初めての短篇集。
【収録作品】
「悪口」
恋人と過ごすホテルでのゴールデンウィーク。「じゃあ、悪口の練習しよっか?」。僕は初めて彼女と会った時のことを思い出す。
「つくつく法師」
朝の散歩は4歳の息子との日課だ。午後、僕は古いPCで、昔書いた小説を読み返す。
「ボーイズ」
10歳と6歳のボーイズは、亀甲柄と市松模様のマスクでやって来た。弟の息子たちを預かることになった夫婦の夏。
「旅のない」
「作家さんなんですよね?」。出張先での車中、会話が途切れると取引先の村上さんが聞いてきた……。
内容説明
恋人と過ごすホテルでのゴールデンウィーク。「じゃあ、悪口の練習しよっか?」。僕は初めて彼女と会った時のことを思い出す(『悪口』)。朝の散歩は4歳の息子との日課だ。午後、僕は古いPCで、昔書いた小説を読み返す(『つくつく法師』)。10歳と6歳のボーイズは、亀甲柄と市松模様のマスクでやって来た。弟の息子たちを預かることになった夫婦の夏(『ボーイズ』)。「作家さんなんですよね?」出張先での車中、会話が途切れると取引先の村上さんが聞いてきた…(『旅のない』)。初めての短篇集。
著者等紹介
上田岳弘[ウエダタカヒロ]
1979年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2013年「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞し、デビュー。2015年「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞を受賞。2016年「GRANTA」誌のBest of Young Japanese Novelistsに選出。2018年「塔と重力」で第68回芸術選奨新人賞を受賞。2019年「ニムロッド」で第160回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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