旅のない

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  • サイズ 46判/ページ数 178p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065247099
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

コロナ禍中の日々を映す4つのストーリー。
芥川賞作家・上田岳弘、初めての短篇集。

【収録作品】
「悪口」
恋人と過ごすホテルでのゴールデンウィーク。「じゃあ、悪口の練習しよっか?」。僕は初めて彼女と会った時のことを思い出す。

「つくつく法師」
朝の散歩は4歳の息子との日課だ。午後、僕は古いPCで、昔書いた小説を読み返す。

「ボーイズ」
10歳と6歳のボーイズは、亀甲柄と市松模様のマスクでやって来た。弟の息子たちを預かることになった夫婦の夏。

「旅のない」
「作家さんなんですよね?」。出張先での車中、会話が途切れると取引先の村上さんが聞いてきた……。

内容説明

恋人と過ごすホテルでのゴールデンウィーク。「じゃあ、悪口の練習しよっか?」。僕は初めて彼女と会った時のことを思い出す(『悪口』)。朝の散歩は4歳の息子との日課だ。午後、僕は古いPCで、昔書いた小説を読み返す(『つくつく法師』)。10歳と6歳のボーイズは、亀甲柄と市松模様のマスクでやって来た。弟の息子たちを預かることになった夫婦の夏(『ボーイズ』)。「作家さんなんですよね?」出張先での車中、会話が途切れると取引先の村上さんが聞いてきた…(『旅のない』)。初めての短篇集。

著者等紹介

上田岳弘[ウエダタカヒロ]
1979年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2013年「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞し、デビュー。2015年「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞を受賞。2016年「GRANTA」誌のBest of Young Japanese Novelistsに選出。2018年「塔と重力」で第68回芸術選奨新人賞を受賞。2019年「ニムロッド」で第160回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

192
久々の上田 岳弘、4作目です。新型コロナ&半分私小説の初短編集でした。オススメは、『ボーイズ』です。著者は、今後のどのような展開をしていくのでしょうか? https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003550522021/12/16

ケンイチミズバ

82
私個人は、今思えばあれはなんだったのだろうの思い。多くの作家によるコロナ期の記録がある。ここにも。テレワークで下はパジャマ。ズーム会議中の妻の下半身を攻めて我慢する様子に興奮しその流れで・・・(笑)あの当時コロナ離婚なるものもあったのか。弟夫婦から子供たちを預かるが、子供を諦めた彼らが寝付いた子供の寝顔を寝室に確認しにいった時の高揚感がまた子供を持つことに再考を促す。私も分かる分かる。私は保育園から広がった連絡をもらったものの、孫にウリウリしコロナをもらいました。ワクチンも2回でやめた。長嶋有を思い出す。2024/04/30

いっち

42
「旅のない」とは聞きなれない言葉だ。「旅」について、「ない」とは言わない。「旅のない」とは、主人公の出張先で会った男性が撮った、映画のタイトル。主人公は会社に勤めながら小説を書いている。著者本人に近い。主人公が作家だと、現実感を帯びてしまい、読む気がしぼむが、本作は面白かった。主人公が著者本人に近い分、描かれる物語が現実なのか創作なのか、気掛かりだった。「旅のない」を撮った男性について、主人公は販売代理店の人間だと思っていたが、違う可能性が示唆される。一体何を言いたいのかわからない作品だったが面白かった。2022/04/23

薦渕雅春

25
著者の作品を読むのは、2019年に第160回芥川賞を受賞した『ニムロッド』以来2作目。「群像」に2020年8月号から2021年5月号までに掲載された4話の短編を単行本化したもの。第1話「悪口」で既にコロナウィルスの影響を受けた日常を描いている。少しずつ繋がっている連作短編集のようでもある。第4話「旅のない」が一番好きかな。〈つまり、旅ができるのは実家が太い人だけってことです〉〈旅のない男は、いわば放浪しているわけですが、周囲からはそうは見えません。ちゃんと帰る家があるように見えます〉旅について語っている。2022/06/15

Tαkαo Sαito

25
大好き上田岳弘さんの短編集。上田さんが書く作品は現代的なのにどこか懐かしいような心地よさがあり、軽やかにステップを踏むような文体は完全にハマっている。エッセイのような、小説のような不思議な手触り感を表現する上田さんから目が離せない。 「三文ラッパーみたいに、生まれてきたことに感謝、yeah,友達に感謝、yeah、親に感謝、地球に感謝マジ感謝、そんな風にはつらつと感謝して生きていくことをよしとしないで欲しい。人生なんて臍で茶を沸かしながら、何かのついでみたいに造作もなく渡っていけることを皆で証明して欲しい」2022/05/31

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