出版社内容情報
ギリギリの成績ながらも専門学校を卒業し、夢だった理容師への第一歩を踏み出した神野キリ。
しかし、キリを受け入れてくれた理容室はたった一軒。
キリと父を捨てた母・巻子がかつて勤めていた「バーバーチー」だった。
母の師である広瀬千恵子の店で働くことに複雑な思いを抱えつつも、一人前の理容師になって母を見返すために張り切るキリ。
最初は空回りして失敗ばかりで落ち込むも、様々な客と接していくうちに少しずつ変わっていき――。
内容説明
人気の理容店を開き、自分と父を捨てた理容師の母を見返すため、専門学校を出た神野キリ。カットの技術を磨くため修業することになったのは、かつて母が勤めていたバーバーチーだった。しかし、髪を切るどころか、任されるのは雑用ばかりで…。夢追う熱血女子の姿を爽やかに描く、お仕事青春小説の傑作!
著者等紹介
上野歩[ウエノアユム]
1962年東京都生まれ。専修大学文学部国文学科卒業。1994年に『恋人といっしょになるでしょう』で第7回小説すばる新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
18
さくさくと♪子供の頃は、父と床屋さんに行ってたことを思い出しました。お仕事話として楽しみました。2024/04/12
一五
10
専門学校出たてのキリの奮闘。自分の技を高めるため見学に行った理容オリベの織部さん 格好良い2024/07/26
kimuchi
9
人気の理容店を開き、自分と父を捨てた理容師の母を見返すため、専門学校を出た神野キリ。キリが成長していく姿が書かれていた。キリの前向きに働いて努力する姿、見習いたいなと思った。2023/02/02
みかん屋
7
私が美容師になる時とルールや法律?が変わったのか勝手に思い込んでいたのか? 解釈が違う感じがした もし続編があるから読まないだろ2025/03/12
こぶた
5
★★★ 前半、面白かったけれど、後半ちょっと話がうまく行きすぎ、と萎える。みんなにすごく愛されて美人らしい主人公キリは、モテモテだし、経営もなんかうまくいき、最後は人間関係のゴタゴタも一挙解決で、ドラマ向けかもしれない。最初の頃の、商店街の人が練習台になってくれてみんなが角刈りになっちゃう頃が微笑ましくて良かった。そういえば、あの人たちはどうしてしまったんだろう? シェービング、気持ちよさそう。2022/10/07