講談社文庫 時代小説文庫<br> 殿、恐れながらブラックでござる

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講談社文庫 時代小説文庫
殿、恐れながらブラックでござる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065245385
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

武将の通信簿とも言える『名将言行録』で「脳筋で無学」と評される尼崎藩主・青山幸利(よしとし)。ワケアリ牢人・戸ノ内兵庫が、時代遅れでブラック気質な幸利をできる藩主にプロデュース! 譜代大名・藩と江戸幕府の危機に対処していく凄腕コンサル物語。

四代将軍・家綱の世。戸ノ内兵庫は御三家水戸筋の訳ありな出自のため、幼い頃に命を狙われ、祖父母を目の前で斬殺されたトラウマから、刀を抜かない・人を斬らない主義だ。江戸のさる寺に居候中の兵庫は、藩士が居つかない尼崎藩のため、江戸での人材確保と尼崎での人材育成に関わることになる。
「恐れながら申し上げます」と言いつつも、恐れ知らずの兵庫の助言で、幸利も藩士たちも徐々に変わっていく。
そんななか、由井正雪の遺志を継ぐ一派が、江戸幕府転覆を狙って大坂城乗っ取りを計画。兵庫はその仲間と疑われ、厩番に身分を落とす。落雷により大坂城天守閣が炎上した日、大坂城に駆けつけた幸利は、一派に命を狙われる……。

内容説明

摂津国尼崎城主の青山幸利は、臣下に休みをとらせず、少しの贅沢も許さないパワハラな殿として知られていた。御三家水戸筋のワケアリ牢人・戸ノ内兵庫は、出仕者が居つかない尼崎のため、江戸での人材確保と領地での人材育成に関わる。ブラック大名を愛される殿にプロデュースできるのか?

著者等紹介

谷口雅美[タニグチマサミ]
神戸女学院大学卒業。「99のなみだ」「最後の一日」「99のありがとう」などの短編小説集に参加。2016年、第44回創作ラジオドラマ大賞に佳作入選し、翌年NHKラジオ「FMシアター」にて入選作『父が還る日』放送。2017年『大坂オナラ草紙』で第58回講談社児童文学新人賞佳作入選。2011年よりFM尼崎「8時だヨ!神さま仏さま」のアシスタントを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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W-G

272
タイトルからして売れそうな経済小説風に仕立ててあり、あざとさを感じるが、読んでみると殿はそこまでブラックではなく感じる。ブラックというか、体育会系ノリで嫌われるタイプ。上司の横暴に毅然と物申す部下の活躍が描かれることを期待させておいて、実は全然そのような内容ではなく、殿もむしろ好人物に感じる。どうやら地元発信で企画された作品らしく、良くも悪くも予定調和な時代劇になっている。それ自体は嫌いではないので楽しく読めた。非常に短く、読み口もライトなので、今のような、時間がとれない時には良い作品。2021/09/03

むつこ

30
題名が悪い。とにかく手に取ってもらおうと名付けた感で、せっかくの内容がもったいないと思った。土橋章宏の作品に似た爽快感でサックサク読めて映像化したら面白いだろうな。あとがきにあったように小説は事実が少し盛り込まれていればよいのであって、このぐらいがちょうどいい、作者にも好感がもてた。2021/11/13

さく

18
尼崎城の近くに住んでいながら、尼崎城の役割について考えたことなかった!大阪城を守る西の砦として、こんな矜持を持って城を守っている殿様がいたとは!「恐れながら申し上げますと」と全く恐れを知らずに殿にガンガン物申す兵庫が面白い!そして、その意見を聞き入れる殿・青山幸利の懐の深さよ。もはやブラックでもなんでもないやん!これ続編はないのかな?サヤとのその後が気になるなー!2024/07/08

ふわりん

10
表紙絵とタイトルから、これは軽いユーモア小説かなと思いつつ読み始めた。だけど時々クスッと笑える箇所はあるものの、キチンとした(というのもおかしい気もするけど)時代小説として読ませてもらえるものだった。この本、絶対表紙絵とタイトルで損してると思う。さてさて主人公の戸の内兵庫という人物、イケメンで頭が良くて腕も立ち人柄も大変良いと文句なしの武士だ。なんだけどちょっと苦手なこともあり次が気になるところ。展開が早く次から次へと事が起こるので、先が気になり早目に読み終わった。とても面白かった!続きそうなので楽しみ。2024/09/19

大島ちかり

7
軽いタッチで、ぽんぽん読めてしまったが、殿様が実在する人物と知り、嬉しくなった。歴史上の人物は、史実以外は想像でしかないので、どんな人なんだろうと思いを馳せる。2022/03/27

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