出版社内容情報
西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他
VOFAN[ヴォーファン]
イラスト
内容説明
専門家の見習いとして、斧乃木余接、貝木泥舟と共に西表島へ向かう千石撫子。敵は蛇遣い・洗人迂路子―すべての元凶にして、臥煙伊豆湖の実の娘である。撫子が挑む“死闘”の結末は―?収録作、なでこアラウンド。
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。第23回メフィスト賞受賞作『クビキリサイクル』(講談社ノベルス)で2002年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
218
上下巻、500頁弱完読しました。下巻は、無人島ヌーディストビーチの巻でした。こんなにも上下巻の内容にギャップがある小説は初めてです(笑)それにしても、モンスターシーズンの閉幕はこれで良いのでしょうか?著者曰く、本書は百パーセント趣味で書かれた小説で死(誤字ではありません)たから良いのかも知れません。まだまだ物語は続きそうです。 http://ni.siois.in/2021/09/26
ゼロ
114
祝福もまた呪縛なんだ。物語シリーズ通算28冊目、モンスターシーズンの最後を飾る「なでこアラウンド」。全200頁近くありましたが、半分くらいは撫子のサバイバル生活に頁を割かれていて、物語はその前後にしか進まなかったので、著者は無人島生活が書きたかっただけ。シリーズを通して、千石撫子は弱々しい被害者から、神様となり、最後にはラスボスと戦える強い女性となりました。何もない彼女が漫画家の夢を持ち、絵描きで相手を助けるというのは夢のある話でした。先代の呪いも解いたし、大団円でした。次の予告はないので最終巻なのかな?2021/11/18
ナギ
52
千石撫子のお話。なんというか、無人島に流れ着いた後の長々としたサバイバルって必要だったのか?と思ったりもした。モンスターシーズンを通して思ったのはよっぽど物語シリーズを愛していないと途中で飽きるだろうという事。私はかなり読み飛ばしてしまいました。とりあえずこれでモンスターシーズンも完結という事で続くのか続かないのかも作者の気分なのでしょうか?2022/12/04
RASCAL
31
これでようやく終わりなのかな。ファイナルシーズンの終物語まではのめり込んで読んだけど、徐々にテンションが下がりながらも、一ファンとして最後までお付き合いさせていただきました。途中からひたぎさんと委員長がほとんど出てこなくなってしまったのが残念。最終話も、煽った割にはこんなものかと思わなくもありませんが、まあ、とにかく祝!完結。西尾維新さん、長い間お疲れ様でした。それともまだ続いたりするのかな???2021/09/13
鷺@みんさー
29
上巻よりは面白かったけど、「このスットコどっこいトリオでいざ沖縄!」を知った時の期待よりは下方修正かな。下馬評は不必要だね。面白くなかった部分は、イコール、思ってたより最後をまとめた、という意味でもあるので、ある意味正しいんだが物語らしくないなぁと。撫公のネイキッドアクティビティーは最初読み飛ばしたんだが、のののきちゃんが出てきたので読み返してから再出発。ところで私も実の親を「ご両親」とあえて呼んでみようかなと思ったよ。その辺の距離感がちょうど良いのかもな。んで、なんだかんだ次は社会人編ですか?例の。2022/01/24