出版社内容情報
人狼ゲーム2日目! 太陽狼(スコル)の無残な襲撃のエサとなった、まさかの犠牲者を前に立ちすくむプレイヤーたち。残されたダイイングメッセージをヒントに、人狼の正体を暴こうとする。
疑心暗鬼のまま迎えた3日目。おれは、疑いを向けられてしまう。激しい戦いを乗り越えた先に、救いはあるのか? そして伯爵は、弱みにつけこみ、甘い言葉をささやきだす……。
<小学中級から すべての漢字にふりがなつき>
内容説明
人狼ゲーム2日目!太陽狼の無残な襲撃のエサとなった、まさかの犠牲者を前に立ちすくむプレイヤーたち。残されたダイイングメッセージだけを頼りに、人狼の正体を暴こうとする。疑心暗鬼のまま迎えた3日目、おれは疑いを向けられてしまう。戦いを乗り越えた先に、救いはあるのか?そして伯爵は、弱みにつけこみ、甘い言葉をささやきだす…。小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
27
上巻を読んだとき、第二部開始だと感じたのは当たってたんだ。伯爵は甘い罠を仕掛けて参加者を募り続けるつもりだし、「願いを叶えたい」人達は参加を希望する。今回も辛うじて人狼を見つけ出したけれど、人狼を探すだけじゃなく、昼間のゲームの難易度も上がる一方で、この綱渡りがいつまで続けられるか。誰か願ってくれないかな。退場した今までの参加者を、復活させて欲しいと。2021/08/06
nishiyan
16
人狼ゲーム2日目。太陽狼の犠牲者が残した手掛かりを元に人狼の正体を暴こうとするウサギたちが動き出す下巻。百戦錬磨の猛者たちが退場していく中で、意外なキャラがメインを務めることになるのが興味深かった。100億円ゲームでの虚々実々の駆け引きがプレイヤーが減るごとに濃密さを増すのも面白い。伯爵の狡猾な参加者の募集の仕方に怒りを感じつつも、象徴的な海でのあの場面とともにエピローグで語られた話が涙を誘う。対伯爵を巡る物語のもう一つの軸ができたことで、さらにシリーズは盛り上がるのではないだろうか。次巻が楽しみです。2021/09/09
イカまりこ
11
まさかこういう展開とは。シリーズだとマンネリ化する部分はどうしてもあって、お約束と思ってる部分があった。上巻の最初に感じた違和感を追求してたら~って、上巻読んでる過去の自分に言いたいw 次回からはメンバーチェックを今以上にやらなければ。今回の100億円使いきりゲームは夢があった。100億使っていいなんてパラダイス。かと思いきや、条件たくさんあって何が効率のいい買い物か考えなきゃいけない。ホストクラブが出てきたのは笑った。そして世俗にまみれた私は買ったものが手元に残らないことが悔しいw 参加者の現状が辛い!2022/03/04
アキナ
9
何を書いてもネタバレになってしまう。前巻のラストで〇〇〇が襲われてしまった時は、「この子が赤ずきんだろうね~」って子供と話していたが、それを裏切られた。コウモリについても更にびっくり。一応論理的な理由もあり納得。時系列を誤魔化すトリックは割と難しそうではあるけれど、長いレシートにもちゃんと意味があったんだなぁと感心する。今後は主人公が交代するのかな。これからも出るのならもう同じ手は使えないのだから、コウモリに声が戻って欲しい。2021/08/10
みんと
8
コウモリが可愛かった。