講談社文庫<br> クジオのさかな会計士

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講談社文庫
クジオのさかな会計士

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065243107
  • NDC分類 973
  • Cコード C0197

出版社内容情報

作家である私は、北イタリアの名所・クジオのオルタ湖畔で創作のための取材をしていた。ペッテナスコの桟橋で物語の舞台について構想を巡らしていると、足にフィンをつけたスイマーから声をかけられる。桟橋に上がり近づいてきたのはオメーニャ村のポラーリという名の会計士。話しかけないでほしいと思っている私に、彼は熱く語りはじめる。身につけているフィンが特別なことや、魚になるためにトレーニングをしていることなどを。私は「マトモじゃない」という言葉を必死で頭から消して、彼の熱弁に耳を傾けるのだった……。

クリスマス・プレゼントにぴったり。前作『緑の髪のパオリーノ』に続く、イタリアの巨匠ジャンニ・ロダーリの魅力あふれる短編集!

内容説明

作家の“私”は北イタリアの名所クジオ(オルタ湖)の畔で創作のための取材をしていた。桟橋で構想を練っていると、足にフィンをつけたスイマーから声をかけられる。彼は地元の会計士で、魚になるためのトレーニングをしているのだという…。イタリア児童文学の巨匠が贈る、シュールだけど温かい傑作短編集!

目次

自由な動物たち(進め!若エビ;コジキヘビ ほか)
陽気な毎日とめぐる季節(あれこれ乗せて、電車が来るよ;雪だるま ほか)
旅と出会い(魔法使いビレーノ;海へ行くパッケット ほか)
私たち子ども(野菜スープ;ジェラート ほか)
大きくなったら何になりたい?(仕事の色;消防士 ほか)

著者等紹介

ロダーリ,ジャンニ[ロダーリ,ジャンニ] [Rodari,Gianni]
1920年生まれ、1980年没。イタリアの作家、詩人、教育者。1970年、国際アンデルセン賞を受賞。20世紀イタリアで最も重要な児童文学者、国民的作家とされている

内田洋子[ウチダヨウコ]
1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社、ウーノアソシエイツ代表。ジャーナリスト。2011年、『ジーノの家 イタリア10景』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞と講談社エッセイ賞を同時受賞。2019年“ウンベルト・アニェッリ記念 ジャーナリスト賞”受賞、2020年“金の籠賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

87
ジャンニ・ロダーリの児童向け文学の内田さん訳の三冊目です。今回はどちらかというと詩などの短いものが多かったように思いました。イギリスのマザーグース的な感じの話も数多く収められています。いままでの中では一番楽しめたような気がします。このような作品を読んでいるとやはり原文のイタリア語で読んでみたい気がしてきます。2023/02/22

クプクプ

78
久しぶりに楽しい読書になりました。ロダーリの工夫された文章に私の心は揺さぶられました。ロダーリは子供など人間を描くのがうまく、また子供の遊び道具を描くのもうまいです。生きものも幻想的に描きます。文中にロダーリが戦争をなくしたいという表現を使っていて、今、このタイミングで読めたことに感謝したいです。2022/03/25

NAO

63
『チポリーノの冒険』で有名なイタリアの児童文学者の、詩と童話60篇。詩は、ちょっぴり風刺がきいたものや、子どもや自然を思いやる温かさにあふれたもの、シュールなのにどこかくすっと笑えるようなもの、ロダーリの人柄がしのばれる作品ばかり。童話の中でおもしろかったのは、表題作と、ヤンチャな双子の話。ちょっと口に入れたら心が温かくなるプチデザートのような、素敵な詩と童話でした。2022/02/26

けいこ

39
イタリアの児童文学者、ジャンニ・ロダーリ著。どれも想像力を最大限に発揮してその世界に入り込む。クスッと笑えるもの、考えさせられるもの、ワクワクするもの、バラエティに富んだ詩や短文であっという間に読了。読み終わるのが惜しい。こんな世の中なので、『虹が出るのは嵐のあとだけです。嵐が来ないで虹が出たら、お祭りになるでしょう。戦争になる前に仲直りすれば、地球をあげてのお祭りになるでしょう』が心に刺さった。装丁の荒井良二さんの絵も最高に可愛い。2022/03/17

らん

23
砂糖人間が住む国なんて素敵!と思いながら読むと最後はクスッと笑えたりクリーム味レモン味バニラ味のジェラートが口の中で溶ける描写の素敵さにうっとりしていたら実は深い話で。訳者あとがきにもあるようにドロップの詰め合わせのような小さなおはなしをそっと味わうように楽しみました。特に好きなのは「ゼロの勝利」自分に価値を見出せなくても考え方や見方を変えればその魅力に気づいてもらえる、誰かがいる事で輝き輝かせられる。「はてなマーク」変化の姿を想像するとかわいい!考えが凝り固まった大人にも新しい発想をもたらしてくれます。2023/07/21

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