講談社学術文庫<br> 世界の神話入門

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講談社学術文庫
世界の神話入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065242551
  • NDC分類 164
  • Cコード C0139

出版社内容情報

いつの時代も私たちを惹きつけてやまない神話。
文学や絵画はもちろんのこと、現代でもアニメやゲームのキャラクターとして神話のモチーフは取り入れられています。神話の知識がなければ興味は半減してしまうでしょう。
神話が人を楽しませ、ときには人を感動させるのは人間世界の真実の断面を私たちの目の前に投げ出して見せてくれるからです。神話は人間そのもののあり方、本質に迫ろうとします。そして倫理や法などの根本理念を考えさせます。
西洋古典学の第一人者が世界の神話の成り立ちや共通点を、ギリシア神話を中心にやさしく紹介する、神話を味わうために最適の一冊。(原本:『入門・世界の神話』講談社、1965年)

目 次
はじめに
第1章 神話のさまざま
1 大蛇退治――アポロンと素戔嗚尊
2 花物語――ヒヤシンスとすいせん
3 星座――天に上ったくまの母子
4 七夕祭り
5 湖畔に立つポプラとかしの木

第2章 神話の成り立ち
1 裁く神から踊る神まで
2 『死と少女』
3 金色のひつじの皮衣
4 オデュッセウスと百合若
5 史謡の世界――トロイの木馬

第3章 世界の神話
1 永遠の生を求めて
2 ノアの大洪水
3 ピラミッドの秘密
4 美しく奥深い北欧の神話
5 さるのつくった岩橋

第4章 世界のはじめ――ギリシア神話(1)
1 世界のはじめ(天地開闢)
2 神々の誕生
3 人類のはじめ
4 黄金時代

第5章 オリュンポスの神々――ギリシア神話(2)
1 オリンピックの由来
2 銀の弓と竪琴との神――アポロン
3 処女神宮のいわれ――アテーナとポセイドン
4 海のあわから生まれた女神――アフロディテ(ヴィーナス)
5 酒と芝居の神――ディオニュソス
6 商人とどろぼうの親方――ヘルメス神
7 月の女神アルテミス

第6章 海と地下の神々
1 ほら貝ふきのトリトオン
2 六粒のざくろの実

第7章 英雄時代
1 ヘラクレスの一生
2 迷宮と牛人退治
3 スフィンクスのなぞ
4 白鳥の皇子
5 さかはぎの駒

第8章 日本の神話
1 よみがえり
2 日の御子
3 海幸彦と山幸彦
4 因幡の白うさぎ
5 金色の鵄

第9章 伝説と史実
1 トロイア遠征の伝説
2 帰還の物語
3 説話の世界
4 神話の永遠性
5 神話と現代

索引

内容説明

ゼウス、アポロン、女神イシュタル、天照大神…。神話は人間の本質に迫る!神話が我々を楽しませ、感動させるのは人間世界の真実を我々の目前に投げ出すからだ。西洋古典学の第一人者が世界の神話の成立や共通点を、ギリシア神話を中心にやさしく紹介する。神話を味わい尽くすために最良の入門書!神話にまつわる西洋絵画など図版六〇点を追加。

目次

第1章 神話のさまざま
第2章 神話の成り立ち
第3章 世界の神話
第4章 世界のはじめ―ギリシア神話(1)
第5章 オリュンポスの神々―ギリシア神話(2)
第6章 海と地下の神々
第7章 英雄時代
第8章 日本の神話
第9章 伝説と史実

著者等紹介

呉茂一[クレシゲイチ]
1897‐1977年。東京帝国大学英文科卒業後、オックスフォード大学、ウィーン大学で西洋古典学を専攻。東京大学教授、名古屋大学教授、ローマ日本文化会館館長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

100
1965年出版。2021年復刻。ギリシャ・ローマ神話が中心だが日本の神話にも言及し、神話の骨格は民間説話として伝承されたものと説く。中国には神話の世界があまり見られない。ギリシャ神話では「文学者」としての詩人や劇作家が人間の真実の一面を見せたことで現代まで残っていると。ギリシャ本土にギリシャ人が入ってきたのは紀元前1000年頃。既に紀元前3000年頃にミノア文化が栄えていたらしい。神話には歴史的な事実の「核」がある。日本の神話は8世紀の古事記による。絵画彫刻の図版60点あり、入門書としてサラっと読めます。2021/09/16

nishiyan

11
1965年刊『入門・世界の神話』(講談社現代新書)を文庫化した本書。底本が新書だからか、読みやすくあっさりとした印象。著者は西洋古典学、特に古代ギリシア・ラテン文学の研究者であることから、ギリシア神話を軸に世界各国の神話との比較検討をしながら解説する形式を取っている。日本神話に章が割かれているのは嬉しい。神話の成り立ちや作りといった大まかな概要を掴む入門書として良くできており、そこから興味を持った国や地域の神話を味読していくのが良いだろう。2021/09/01

ラウリスタ~

10
前半で世界の神話を広く見ながら、共通する要素があると確認し、後半では最も重要なギリシャ神話に焦点を当てる。面白いのは、ギリシャ神話の神々の名前にギリシャ語ではないものが多いこと。それはギリシャに征服された、それ以前の民族のものの記憶、ゼウスを頂点としその配下に帰順した民族のトーテムとしての神々が置かれる。アドニス(アネモネ)やヒュアキントス(ヒヤシンス)のように、美少年が死ぬとそれを嘆き傷口から花を咲かせる。この本は絵画のネタ元をさらっとおさえるという需要に応えている(挿絵が多い)。2024/04/23

takakomama

6
底本は1965年の講談社現代新書「入門・世界の神話」 ギリシア神話を中心に神話の成り立ちや物語を紹介した入門書。まだ民族が歴史を持たない、ずっと前からある、神に関係している説話が神話だそうです。世界中に似たような話があるそうです。海外の絵画や文学で、聖書や神話が出てくることも多いと感じているので、知識として知っておきたいです。2022/12/07

Ernest

3
ニブルヘイムとかギルガメシュとかフレイヤとか…心躍るよな。2021/09/26

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