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出版社内容情報
志水 アキ[シミズ アキ]
著・文・その他
京極 夏彦[キョウゴク ナツヒコ]
企画・原案
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
53
石榴との出会いやマチコさん、徐々に集う一味に、榎さん兄の初登場。基本和やかだけど、榎さん出るとホントに騒がしいな。絵で見ると海軍時代の榎さん、マジ酷い(笑)。しかしここまで一味と関わってると栞奈ちゃん本編に出て来ないのが謎レベル(あ、それで言うと本島もか)。兵隊話と焼き芋よきかな。2021/07/19
雨
44
面白かった。マチコさん、存在感あるなぁ。そして千鶴子さんから秋彦さんと呼ばれてる中禅寺先生。榎さんのお兄さんもいいな。2021/07/19
歩月るな
29
怪異を解くシリーズ最新刊、オカルト日常モノとしてはやはりトップクラスの安定感で、若かりし頃の皆さんが普通に生活してらっしゃるのが何ともはや。後々の事を考えると、とんでもない運命に巻き込まれてしまう人たちなのを考えると、奇妙な感じではあるけれど。周知のとおりの本編で明らかになっているそれぞれの過去もあるわけだからね。それでも日々は進んで行く。やがて訪れる時へ向かって。それにしても確かにこの作品はどこに向かっていくんだろう、正直恐ろしさがあるので安心ばかりしてもいられない。芋焼くだけであのコント、最高過ぎる。2021/10/20
へくとぱすかる
24
誤って5巻を先に読了したが問題なし。小さなエピソードの後に、本巻の中心、骨董の焼物の話に入る。最後まで読むと見事にしくまれた伏線に気がつく。やられた! ミステリってここまでやると、その意外さに心地よくなるんだと。中禅寺のいつものセリフがはまる。骨董の世界は落とし穴が多いと知っていても用心に越したことはない。知識がなければ深入りしない方がいいと、自分的には思う。さて榎木津は人が好さそうに見えて、悪意がないだけに迷惑な人。ラストのかつての部下・今川が語るエピソードもそうだ。これはちょっとひどいんじゃないの?2025/05/04
まるぷー
18
榎木津が中禅寺や木場を招いての芋焼き。元華族の邸宅の広さに唸ってしまう。敦子が持ち込んだ子猫に中禅寺は「化けるのは3年後かな」と。後日譚が気になる。葛籠を背負った兵隊の目撃談は物怪の登場かと思わせるが、中禅寺の推理と木場や榎木津の活躍が事件を解決。初登場の榎木津の兄の総一郎は弟と全く違うまともな人に感じてしまう。最後の榎木津と今川の海軍時代の上司と部下としての話は笑った。榎木津中尉殿のハチャメチャぶりはこの頃からだったのだ。2021/12/03