出版社内容情報
十津川警部は帰宅途中を襲われ、不覚にも誘拐されてしまう。彼が気付いたときには、不可思議な島にいた。島内にはある町の一角が、映画のセットのように忠実に作られていた。その島に連れてこられた十津川以外の者たちは、全員ある殺人事件の関係者だった。事件で有罪判決を受け、獄死した被告の父親が、無実を訴え続けた息子の無念を晴らすため、裁判で証言した証人七人に当時の証言を再現させると、証言の矛盾が露呈し、証人が殺される事態に。十津川は真実を見抜けるのか? 屈指の本格推理を新装版として刊行!
内容説明
十津川警部は帰宅途中、何者かに殴られて昏倒し、気がつくと見知らぬ「街」の一角にいた。その街は、絶海の孤島に作られ、一年前に起きた殺人事件現場の建物などが、忠実に再現されていた。十津川以外に連れてこられた七人は、事件を目撃した証人だった。犯人の狙いは何なのか?サスペンスあふれる傑作推理。