出版社内容情報
江戸最大の歓楽街にして遊女の町・吉原。そのいちばん奥にある揚屋町で食堂「三日月屋」を営む花凜と相方の神楽。花凜は少女のころは遊女の見習いである禿だったが、料理の道に目覚めてお店を開いたのだった。「温かくて美味しい料理を遊女たちに食べさせてあげたい」という高い志を持っていたものの、店はまったくはやらなかった。そして迎えた今日この日、店にやってきた花魁に料理をふるまい、「美味しい」と言わせれば借金を当分待ってもらえるのだが、「まずい」と言われれば店を畳んで遊女として身売りすることになっていた……。
内容説明
吉原の揚屋町で飯屋を営む花凛と相方の神楽。花凛は遊女の見習い・禿の出で、料理の道に目覚めたのだ。高い志はあるものの、店はまったくはやらない。そしてこの日、店にやって来る花魁に料理をふるまい、「まずい」と言われれば借金のカタに遊女として身売りすることになっていた…。注目の書下ろし時代小説。
著者等紹介
神楽坂淳[カグラザカアツシ]
1966年広島県生まれ。作家であり漫画原作者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
52
ありんす国(吉原)で料理屋を開いた女の子の話だが、展開がゆったりしていてシリーズ物の一作目という雰囲気。2021/07/19
み
26
タイトル読み。何となく読了(^^;1と付いてるので、続くようですが、もう手にしないかも…。2021/11/28
椛
26
初読み作家さん。 吉原の揚屋町で飯屋を営む花凜と相方の神楽。高い志はあるものの、店はまったくはやらない。 設定は面白いと思うんだけど、なんだろう……会話が淡々としすぎ? 人物たちも悪くはないど、なんか全体的にアッサリ。 これが1巻らしいので、次の巻ではもうちょっと色々と話を掘り下げてくれるのだろうか?2021/09/04
虚と紅羽
14
内容、設定はとても好み。好みなんだけれど、引っ掛かる所が無くあっさりと話が進んで行く。つまらないわけではないけど。 会話が全部台本を読んでいる様。同じ形の台詞回しや会話が多くて、このやり取りさっきも見た気がする、なパターンばかり。同じ内容の台詞を何行か挟んで繰り返している時もあるし、何ページか経った頃に出てくる時もある。 小説と言うよりかは台本、なイメージ。2021/09/23
たぁ。
13
~甘ちゃんシリーズが大好きです。 が、甘ちゃんを読み始める前に、こちらをタイトル買いしていました。甘ちゃんも、金さんも、一通り読んでしまったので、やっと、ありんす国を手にとれたのですが、この作家さんのお話をいろいろ読みすぎてて、ちょっとモノ足りなかったかな。2024/02/02