- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > 星海社FICTIONS
出版社内容情報
それは……お兄ちゃんの知らない亜美
伝説の"美少女小説”作家倉田悠子=紫綬褒章作家・稲葉真弓がおくる
『くりいむレモン』復刊第四弾は
亜美の後日譚(エピローグ)!
「妹萌え」の、眩くも哀しい有終の美ーー。
解説:速水螺旋人(漫画家)
内容説明
紫綬褒章受章作家・稲葉真弓がかつて「倉田悠子」の別名義で著した、『くりいむレモン』の絶品ノベライズ。野々村亜美は、最愛の義兄である宏を追ってロンドンに旅立つ。しかし、そこで待っていたのは宏の不義という残酷な事実だった。ショックを受けた亜美は道ならぬ契りを繰り返し、やがて成長して「宏よりも大切なもの」を見つける。彼女はアイドルの晴れ舞台たるコンサートで、自らの思いを宏に伝えるため、力の限り歌う!
著者等紹介
倉田悠子[クラタユウコ]
1980年代半ばから90年代初頭にかけ、『くりいむレモン』シリーズのノベライズをはじめとする“美少女小説”を数多く執筆する。長らく覆面作家として活躍してきたが、2014年、紫綬褒章受章作家・稲葉真弓の別名義であったことを明かした。同年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆぽんぬ
4
『何かが音もなく崩れたあと、ぽっかり開いたところから、別の何かが生まれてくるのね』初めて読み終えたとき、煮え詰まっていた毎日に、光が差し込んできたように思えた。希望のような物語。個人的には、倉田悠子の最高傑作だと思ってる。2021/07/03
あつべよしき
2
これは亜美のファンになるわ。成長した主人公が「さよなら、好きだったよ」って言えるようになる話がほんと好きだって再確認した。2021/07/24
せいじ
2
何か小説版独自の展開があるかと思ったけど、ほぼアニメ通りの展開でしかなくて残念。2021/06/13
iyarasi_guti
1
後日談にして完結編。妹ものかと思ってたらアイドルマスターだった。河野がここまでいいキャラになるとは思わなくて驚き。二人の関係がどんなところに落ち着いたかは書いてないけど亜美の変化を見る限り男の人に縋るようなことはもうなさそう。2021/07/04