新風記―日本創生録

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新風記―日本創生録

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  • サイズ 46判/ページ数 410p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065232545
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

日出づる国、日ノ本はいかに興ったのか。
遥か昔。民のためにその身を捧げ、長く苦しい旅に出た若者がいた。

まだ日本が日本でなかった時代。日向の里の跡継ぎ・彦火火出見(ヒコホホデミ)は、天災で農地が深刻な被害を受け、各々の里が争い合う現状に心を痛めていた。耐え忍び、助け合え、とただ語り掛けるだけで果たして皆を救えるのだろうか。自らが行動し、未来を示してこそ多くの民を救うことに結び付くのではないか。火火出見は、よき理解者である長兄・五瀬(イツセ)、武芸に長けた次兄・稲飯(イナヒ)、稲作の名人である三兄・三毛入野(ミケイリノ)らとともに理想郷として伝わっていた「豊葦原」への旅を決意する。豊葦原で、人々を束ねる国を作り、民を導くことこそ己の使命だと信じて。

気鋭の歴史作家が、大胆な着想とアプローチで迫った「神武東征録」。 
『古事記』『日本書紀』をベースに、立国の礎を描いた歴史スペクタクル巨編!




内容説明

まだ日本が日本でなかった時代。日向の里の跡継ぎ・彦火火出見は、天災で農地が深刻な被害を受け、各々の里が争い合う現状に心を痛めていた。耐え忍び、助け合え、とただ語り掛けるだけで果たして皆を救えるのだろうか。自らが行動し、未来を示してこそ多くの民を救うことに結び付くのではないか。火火出見は、よき理解者である長兄・五瀬、武芸に長けた次兄・稲飯、稲作の名人である三兄・三毛入野らとともに理想郷として伝わっていた「豊葦原」への旅を決意する。豊葦原で、人々を束ねる国を作り、民を導くことこそ己の使命だと信じて―。気鋭の歴史作家が、大胆な着想とアプローチで迫った「神武東征録」!『古事記』『日本書紀』をベースに、立国の礎を描いた歴史スペクタクル巨編!

著者等紹介

吉川永青[ヨシカワナガハル]
1968年東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年「我が糸は誰を操る」で第5回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。同作は、『戯史三國志 我が糸は誰を操る』と改題し、翌年に刊行。12年『戯史三國志 我が槍は覇道の翼』、15年『誉れの赤』でそれぞれ第33回、第36回吉川英治文学新人賞候補となる。16年『闘鬼 斎藤一』で第4回野村胡堂文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とん大西

119
平安の雅、鎌倉政権の強かさ、戦国時代の混乱、江戸の泰平、そして近代現代の迷走と発展…。振り返ってみれば、全てはここから始まっていたのかもしれない。ホホデミ、後に神武天皇とよばれる若きリーダーの東征の記。日向を実り豊かな楽園とする為に、漢の脅威に対抗する倭の人心統一の為に。旅立ち-希望という名の片道切符は時に諦観へと形を変える。吉備での心のふれあい、浪速での非情な戦い、荒れる熊野灘の航行、そして豊葦原でのカリスマ的な躍動。その艱難辛苦は正に『国生み』。遥か遥か昔、日本を創った男がいた…なんと趣の深いことか。2021/07/23

パトラッシュ

92
卑弥呼やヤマトタケルを題材とする文学は多いが、神武東征を正面から取り上げたものは初めてでは。戦前は史実とされながら戦後は黙殺され、記紀以外に史料もないなど作家としても取り上げにくかったのか。令和に至って政治的桎梏から解放され、現実的な物語として書けるようになったようだ。まともな文化文明のない時代、豊かな地に国を建てんと苦闘するホホデミの旅路は旧約聖書の出エジプト記と重なる。天香山や八咫烏のアイデアの秀逸さなど面白さも工夫されていてよかったが、小説としては淡々と進みすぎて手に汗握る感が少なかったのは残念だ。2021/09/12

ポチ

59
あとがきに「本著は史実ではなく、その可能性もあり、弥生時代の空気や風を心に感じ…」。神武天皇の東征、本当にあったかも知れませんね。2021/07/10

ソーダポップ

37
まだ日本が日本ではなかった時代の「神武東征録」日本古事記や日本書紀を元にした小説のようですが、本書では後の神武天皇といった記述が一部見られますが、が私の記憶によると、(記憶違いかも)古事記では神武天皇の祖父だったように思います。彦火火出見も三男の末っ子だったように思いますが、(これも私の記憶違い?)要は、古事記も書記もこんな大昔の話しなので史実にあらず。可能性の物語りなのです。ただ思いを馳せると面白く読めます。2022/01/09

ren5000

32
神武天皇の東征を描いた物語。八咫烏などを上手く絡めているのはさすが吉川先生と思ったけどいかんせんあまり盛り上がりもなく小説エンタメとしては難しいので取り上げにくい題材というのは分かった。あとがきにも書かれているけどこれは単なる神話などじゃなく神武天皇は実在したと思う。2021/09/20

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