出版社内容情報
仲野 徹[ナカノ トオル]
著・文・その他
目次
はじめに―「学問への扉」をきっかけに
序章 仲野ゼミのテーマ―学び方がわかれば怖いものなし
第1章 本番開始!―自分の「考え」をレベルアップする 第一回、第二回授業
第2章 最低限のノウハウ1―「科学的な考え方」を伝授 第三回授業
第3章 最低限のノウハウ2―論文とプレゼンの方法論 第三回授業
第4章 実践編 初めての個人論文―欠点を見つける秘訣 第四回~第六回授業
第5章 実践編 改善した個人論文―整理して伝え方を変える 第七回、第八回授業
第6章 実践編 グループで作る論文―正解のないテーマをどう料理!? 第九回~第十四回授業
第7章 授業終了―みんなの感想、ちょっと自画自賛、そして最後の指導
おわりに―みんなからの言葉、みんなへの言葉
著者等紹介
仲野徹[ナカノトオル]
1957年、「主婦の店・ダイエー薬局」が開店した年、同じ街(大阪市旭区千林)に生まれる。大阪大学医学部医学科卒業後、内科医から研究の道へ。ドイツへ留学し、ヨーロッパ分子生物学研究所(EMBL)研究員、京都大学医学部講師、大阪大学微生物病研究所教授を経て、2004年から大阪大学大学院医学系研究科教授。専門は病理学、「いろんな細胞はどうやってできてくるのだろうか」学。2012年には日本医師会医学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ふぇるけん
11
あぁ、仲野先生の授業めっちゃ受けたい、というのが最初に浮かんだ感想。良かったのは、臓器提供に是非に関する議論をきっかけに仲良くなった、というところ。なかなかそういったテーマでいろいろな人と深い議論をする機会はないので、学生たちにとってもとても貴重な体験だったと感じました。教えるのではなく、自ら学びとる環境を用意するというのは簡単そうでなかなか難しいと思うので、この本でそのノウハウを共有いただけたのは非常に勉強になりました。2021/06/18
復活!! あくびちゃん!
6
良書。読書後思ったことは「もう一度受験し直して、阪大に入りたい!」だった。こういう授業が受けられる今の学生がうらやましい。私達の時は、もっと言いっぱなし、投げっぱなしだった気がする。現在学生の人は、今一度授業をしつかり受けてみよう。きっといい学びを得られる機会があるばすさ!!2021/06/22
takao
4
大阪大学新入生の授業「学問への扉」 (学ぶ技術名著) 知的生産の技術 思考の整理学 発想法 創造性開発のために 研究の展開を考える、論文を作成するときに使ってきた 理科系の作文技術 文理共通、 (学ぶこと) 科学的な考え方、論文とプレゼンの方法論、個人論文+改善、グループでの論文 2023/02/12
yahiro
3
★3 実際のゼミの様子を書籍化した良書。どれも基本的なことではあるが、学生の実際の論文やプレゼンなどを紹介することにより、具体的な例を踏まえて理解しやすい。これは、学生たちも大学院に進学しても生きてくることばかりだろう。2022/12/05
Keikoh
2
科学的な考え方=①正確なデータに基づいて考える、できるだけ定量的に考える、②「健全な」好奇心を持って疑う、これまでの説が正しいとは限らない、他人と違う考え方をする、③できるだけ単純に考える、ものごとを単純な要素に分けて考える、④合理的に考える、自分の思いどおりにいかなくても素直に受け入れる、うまくいかない可能性があることを常に頭に入れておく、⑤慎重かつ大胆に考える、間違いがないように細心の注意をはらう、できるだけ夢を持って考える、⑥同じ興味を持っている人と話し合う、他人に話すことで自分の頭を整理する2024/11/17
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