出版社内容情報
なまずはいつもひとりぼっち。ところが、体がそっくりの、ちいさくてかわいい弟や妹たちがなついてくれたのですが、やがて別れが……。ちいさな子たちは、いったいだれだったのでしょう!?
すがたかたちがちがっていても、気持ちが通じたら、仲良しになれる。
おどろきいっぱいで、こころがあたたかくなるお話。
内容説明
にてるけどぜんぜんちがう。だけどなかよし!ひとりぼっちのなまずに、かわいい弟と妹ができたのですが…。
著者等紹介
穂高順也[ホタカジュンヤ]
1969年、愛知県生まれ。保育専門学校卒業後、幼稚園・保育園勤務を経て絵本作家・童話作家に
西野沙織[ニシノサオリ]
1977年、静岡県生まれ。武蔵野美術大学卒業。広告会社勤務ののち、イラストや絵本を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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annzuhime
36
購入本。姿形が他の魚と違うからと言われ、ひとりぼっちのなまず。そんなある日、なまずにそっくりな小さな弟たちがたくさん生まれた。みんななまずに懐いてずっと一緒で寂しくない。でもだんだん大きくなった弟たちは…。姿形が違っても、ほんとうの兄弟じゃなくっても、住む場所が違っても。相手のことを大切に思って相手のために行動できるのなら、それは立派な家族だよね!2022/04/19
anne@灯れ松明の火
28
新着棚で。穂高さんに惹かれて。他の魚とは形が違うと、ひとりぼっちの「なまず」。ある日、自分とよく似た形の魚が現れ、仲良しに。けれど、彼らとも別れの時が来て……。読む前は、「離れていても心はつながっている」というテーマとは思わなかった。やっぱりコロナ禍を意識しているのかな。それにしても、見かけが違うと仲良くなれないって、悲しいね。確かに、自分と違うものに不安があるのはわかるけれど。初読みの西野沙織さんの絵もかわいい。他の作品も読んでみたい。2021/08/21
喪中の雨巫女。
14
《本屋》鯰くんにとって素敵な出逢いでしたね。一匹になっても、もう大丈夫だね。2021/05/24
マツユキ
13
沼に住んでいるナマズは、姿形が違うからと、他の魚と仲間外れ。ある日、卵から自分とよく似た魚が生まれ…。展開が何度もあって、面白かったです。姿形は違っても、離れていても、大切な兄弟、心が温まりました。2024/10/19
はるごん
11
絵がかわいくて内容もかわいくて癒される。なまずはひとりぼっち。姿かたちが違うから。そんななまずに弟たちが⁈ぜひ読んでほしい絵本です。2022/09/26