- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 日本文学
- > ミステリー小説 アンソロジー
内容説明
日本、中国大陸、香港。国境を越えて集った若獅子たちの競演!
著者等紹介
島田荘司[シマダソウジ]
1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、探偵・御手洗潔シリーズや、刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格的ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
64
陸秋槎さん目当て。最後まで読むと見事な黒百合( ̄ー ̄)ニヤリ。だが、「杣径」もかなり良い幻想的な百合ミスかつ反転具合も先人のリスペクトあふれる作品なことでこの本の中では一押し。「ヨルムンガンド」は最初読みにくかったけど構造も良かった。日本の新本格に影響を受けた華文ミステリは独自にとんでもないものを着々と産み出してるなと実感。なお、国内作家だとホワイダニットの納得さと人間臭さの面が印象深い「聞こえなかった銃声」で。2022/09/27
さっちゃん
47
島田さんによる、日中の若い才能を集めたアンソロジー。陳浩基さんと知念実希人さん目当てで読んだ。知念さんは天久鷹央シリーズだったけれど、短さのためかあっさりした印象。オチが想像できてしまいシリーズファンとしては少々物足りない。陳浩基さんはSF。理論物理学の「シュレーディンガーの猫」と時空移動がテーマで、難しいけれど面白かった。メモしながら再読したくなる作品。陸秋槎さん、林千早さん、石黒順子さん、小野家由佳さんは初読み。→2021/05/16
ヒデミン@もも
43
海外物はやっぱり翻訳が大事。知念さんのシリーズものらしいので読んでみたい。島田荘司さんの作品、文学的だった。2021/12/23
空猫
33
日本と中国の作家たちのアンソロジー。選者の島田荘司サンと陳浩基サン以外初読み。島田荘司サンは『進々堂世界一周…』みたいだし、ミステリじゃなかった。 陳浩基サンが別格。平行宇宙&シュレディンガーの猫をミステリ仕立てにした作品。こんな骨太な最初にあったので他が軽く見えちゃったかな。期待の若手作家の起用とすればそうなのか。2023/07/29
あっちゃん
33
島田荘司選の日華ミステリー作家の競演!私的には、どうもコレは日本人作家は負けてる(笑)熱量が違う!日本はライトミステリが売れてるせいかなぁ?まぁ、それを覆すほどのラストの御大の作品はさすがでしたわ( ̄▽ ̄)2021/07/06