内容説明
横浜に事務所を構える探偵事務所ネメシスのメンバーは、お人好き探偵の風真、自由奔放な助手アンナ、そしてダンディな社長の栗田の三人。そんなネメシスに大富豪の邸宅に届いた脅迫状の調査依頼が舞い込む。現地を訪れた風真とアンナが目にしたのは、謎の暗号と密室殺人、そして無駄に長いダイイングメッセージ!?連続ドラマ化で話題の大型本格ミステリシリーズ、ここに開幕!
著者等紹介
今村昌弘[イマムラマサヒロ]
1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!2018』、“週刊文春”ミステリーベスト10、『本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞“小説部門”を受賞、第15回本屋大賞3位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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麦ちゃんの下僕
225
連続ドラマ「ネメシス」の脚本協力として、6名の人気作家がリレー形式で小説を書き下ろすという前代未聞のシリーズ第1弾は、あの『屍人荘の殺人』の今村昌弘さん!ドラマ版の第1話・第3話にあたる2編が収録されていますが…特に第1話が面白いですね!豪邸の密室殺人!?遺言書の在処を示すクロスワードパズル!?無駄に長い(笑)ダイイングメッセージ!?廊下に置かれた段ボール箱!?…と魅力的な“謎”がてんこ盛り!ミステリー初心者でも入りやすいコミカルなテイストながら、一筋縄ではいかない謎解きはミステリー通をも唸らせますよ!2021/04/06
nobby
164
「アンナ、入ります」「この世に晴れない霧がないように、解けない謎もいつかは解ける。解いてみせましょう、この謎を。さあ真相解明の時間です」「風真さんの馬鹿っ!」これは分かりやすい探偵ドラマになるね(笑)脚本協力ということだけど、まんまシーンを目に浮かべながら楽しめる!作風はむちゃくちゃライトながら、暗号にクローズドサークルに爆弾魔と何でもあり!そのワクワク要素を緩く書けてしまう器用な今村さんスゴい!特に和気あいあいダイイングメッセージが斬新で大好き♬一つ違和感は第一話と第三話想定だから話が少し飛んでること…2021/03/28
machi☺︎︎゛
154
ドラマは見ていないけど気になっていた一冊。今村昌弘さんの本は前作が面白かったし今作も面白かった。コミカルなミステリーでサクッと読めた。登場人物も一人一人が癖のある感じで分かりやすくクスッと笑える箇所もあり良かった。2021/05/26
mint☆
141
ドラマを見ていたので読みながら脳内で勝手に映像化してました。ドラマそのものかと思っていたら違うのですね。はっきりとは覚えてないけど微妙に違うなぁと思っていたりすると、あれ?犯人まで違ってる??ドラマをなぞっているだけなら面白くないだろうと思ったのに、これはこれでまた面白い。ドラマの結末がわかった上でこれを読むとアンナと朋美の関係が…おや?こんな感じでしたっけ?小説ではこの間に何か変化があるのでしょうか。それとも後に託した感じ?巻ごとに作家さんが違うのも面白い趣向だなと思います。2021/08/12
kou
125
登場人物の個性が際立っていて面白い。1話のダイイングメッセージには笑ってしまった。凄い発想力だと思う。小説を読んでドラマ視聴予定。違いを比べるのが楽しみ。2021/05/31
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