内容説明
近代日本の地図づくりは、どんな技術で、いつ始まったのか。明治政府が国土を測り始めて一五〇年。測量と図化を積み重ね、2万5000分1地形図がほぼ網羅したのは二〇世紀後半のこと。「マップラバー」をも生んだその地形図が、今や様変わりする。三角測量・空中写真から衛星・デジタル化による測地術の進化、また目的別表現形式の多様化で、大幅に広がる利活用の範囲。高度なテクノロジーが測り表現する新しい地図の世界とは?
目次
第1章 地図って何だろう
第2章 「地図は国家なり」に始まる地図づくり
第3章 国土を測り、描く
第4章 動くこと山の如し
第5章 オールラウンダーとスペシャリスト―一般図と主題図
第6章 イノベーションが地図を変える
第7章 地図と防災
第8章 地球を描く
第9章 地図を広める
著者等紹介
宇根寛[ウネヒロシ]
1958年、東京都生まれ。1981年、東京大学理学部地理学教室卒業。同年、建設省(現・国土交通省)国土地理院入省。主に主題図作成、地理調査、地殻活動研究、国際交流に従事。JICA長期専門家(ケニア測量局アドバイザー)などを経て、国土地理院地理地殻活動研究センターセンター長を務め、2019年退職。専門は地理学、地形学、地図学。現在は、一般財団法人日本地図センター客員研究員、中央開発株式会社技術顧問。お茶の水女子大学文理融合AI・データサイエンスセンター研究協力員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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