講談社選書メチエ<br> 地図づくりの現在形―地球を測り、図を描く

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講談社選書メチエ
地図づくりの現在形―地球を測り、図を描く

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065223840
  • NDC分類 448.9
  • Cコード C0325

内容説明

近代日本の地図づくりは、どんな技術で、いつ始まったのか。明治政府が国土を測り始めて一五〇年。測量と図化を積み重ね、2万5000分1地形図がほぼ網羅したのは二〇世紀後半のこと。「マップラバー」をも生んだその地形図が、今や様変わりする。三角測量・空中写真から衛星・デジタル化による測地術の進化、また目的別表現形式の多様化で、大幅に広がる利活用の範囲。高度なテクノロジーが測り表現する新しい地図の世界とは?

目次

第1章 地図って何だろう
第2章 「地図は国家なり」に始まる地図づくり
第3章 国土を測り、描く
第4章 動くこと山の如し
第5章 オールラウンダーとスペシャリスト―一般図と主題図
第6章 イノベーションが地図を変える
第7章 地図と防災
第8章 地球を描く
第9章 地図を広める

著者等紹介

宇根寛[ウネヒロシ]
1958年、東京都生まれ。1981年、東京大学理学部地理学教室卒業。同年、建設省(現・国土交通省)国土地理院入省。主に主題図作成、地理調査、地殻活動研究、国際交流に従事。JICA長期専門家(ケニア測量局アドバイザー)などを経て、国土地理院地理地殻活動研究センターセンター長を務め、2019年退職。専門は地理学、地形学、地図学。現在は、一般財団法人日本地図センター客員研究員、中央開発株式会社技術顧問。お茶の水女子大学文理融合AI・データサイエンスセンター研究協力員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

94
維新後、近代国家としての国づくり急いだ明治政府にとって、近代的な地図作成は緊急事業であり、国家予算の1/300という巨額がつぎ込まれたという。伊能忠敬らの江戸時代の地図づくりが、如何に近代測量に発展していったかを技術的にも詳しく解説、興味深い。近代測量では測量対象の地球上での正確な緯度経度と高さを決定する測地測量が前提。現在の地図づくりはデジタル化と衛星利用。精密な三角測量や水準測量を繰り返し、数年かけ検出される地殻変動も、現在はGNSS衛星を使用する電子基準点の動きから、ほぼリアルタイムで検出できる。 2021/03/02

パトラッシュ

63
地図は大好きだが、どのように作られたのかは伊能忠敬の話しか知らなかった。その忠敬以来、日本における歩いて測った地図作りから最新のデジタル技術による製作に至るまでの歴史は実に興味深い。作図のため考案された様々な機械、空中写真や人工衛星などハイテクの利用法、国土の変遷や大地の動きによる影響など、地図にまつわるエピソードは物語にもなる面白さ。海外の都市を訪れた際は地図を片手に長時間歩き回るのが常だが、あの地図も本書にあるプロセスで製作されているのか。コロナが終息し、再び自由に旅のできる日を待ち遠しくさせる本だ。2021/03/12

Koning

48
地理院の中の人だった著者の地図あれこれと言った軽い読み物的にも読めちゃうが地理院の地図特に現在の電子基本図に至る経緯だとか、せっかく只で公開され、利用を即されてるお宝の使い方の2本立て。俺様ハザードマップを作ってみるとか古代の有り様を妄想するも自分でできちゃうんだよ?フルカラーの挿絵写真が分かりやすいです2021/03/02

yyrn

32
地図の過去と現在と未来が書いてあり「正確な地図」がお好きな人におススメできる本。デザイン化された地下鉄の路線図や手書きのタウンマップもキライではないが、正確な地図を作るために費やされた先人たちの気の遠くなるような苦労には心が大きく揺さぶられた。ああ、そういう仕事をしたかったなあ。学生時代にやった造成地の測量のバイトは大変だったけど、平板に落とした測点をつないで現地が図上に正確に復元される様は見ていて面白かったが、一日やっても二、三百メートル。その繰り返しが伊能忠敬の日本全図になるのかと思うと気絶しそうだ!2021/03/24

月をみるもの

20
「地図は国家なり」じゃなくて、地図をつくった場所こそが自分の土地なのだ、、ということを実感させてくれたのは USGS フラッグスタッフの Astrogeolgy center。 アメリカ内務省(Department of "Interior")の下にあるUSGS は、世界中の地震のモニタリングをしてる(国外の大きな地震の第一報はだいたい USGS から来る)だけじゃなくて、地図の作成も担当している。壁に各州の地図が順番に掲示されて、アラスカ・ハワイでそれが終わると、その後に続くのは →2021/03/18

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