講談社現代新書<br> 証言 羽生世代

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講談社現代新書
証言 羽生世代

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  • サイズ 新書判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065219553
  • NDC分類 796
  • Cコード C0276

出版社内容情報

将棋;ノンフィクション;羽生善治;渡辺明;谷川浩司;佐藤康光;森内俊之;藤井猛;郷田真隆;島朗;深浦康市;久保利明;先崎学;佐藤天彦;手筋;全局集;飛車;将棋世界;詰将棋;藤井聡太

内容説明

天才たちの証言でわかった「奇跡の世代」の真実。なぜ、羽生世代の棋士たちはこれほど強く、長期間にわたって活躍できた(している)のだろう。それまでの棋士たちと何が違い、将棋界のどんなところを変えたのだろうか。そしてなぜ、1970年前後の生まれにこれだけの精鋭が集結したのだろう。将棋界にも豊作と呼ばれる年はある。だがこれほど突出した実績を残しているのは羽生世代だけだ。これは偶然の一言で片づけていいものなのだろうか。これらを解き明かそう、一歩でも核心に近づこうというのが、本書の目的である。

目次

序章 将棋界で起きた「31年ぶりの一大事」―大きな転換期を迎えた羽生世代
第1章 羽生世代はなぜ「強かった」のか―突き上げを受けた棋士の視点(谷川浩司―黄金世代と対峙してきた“光速流”の本音;島朗―「55年組」やいまの若手と彼らは何が違うのか;森下卓―世代の狭間で気持ちを崩した俊英の告白;室岡克彦―強豪たちに大きな影響を与えた先達の見解)
第2章 同じ世代に括られることの葛藤―同時代に生を受けた棋士の視点(藤井猛―棋界の頂点に立っても拭えなかった劣等感;先崎学―早熟の天才が明かす同年代ゆえの「複雑さ」;豊川孝弘―奨励会入会が同じだった年上棋士の意地;飯塚祐紀―タイトル戦で競っていない奨励会同期の思い)
第3章 いかにして下剋上を果たすか―世代交代に挑んだ棋士の視点(渡辺明―将棋ソフトがもたらした“世代交代”の現実;深浦康市―いまも忘れ難い「控室での検討風景」;久保利明―“さばきのアーティスト”が抱いていた危機感と憧憬;佐藤天彦―難攻不落の牙城を撃破した“貴族”の視座)
第4章 羽生世代の「これから」―一時代を築いた棋士の視点(佐藤康光―人間の限界に挑んできたことの誇り;郷田真隆―定跡を一からつくってきた者たちの痛恨と自負;森内俊之 小学4年からの将棋仲間が「天才」だったことの幸せ;羽生善治―“年相応の難しさ”をどう乗り越えていくか)

著者等紹介

大川慎太郎[オオカワシンタロウ]
1976年静岡県生まれ。日本大学法学部新聞学科卒業後、出版社勤務を経てフリーに。2006年より将棋界で観戦記者として活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

63
数年前から、一気にメジャーになったように思う将棋。その中で、やはり羽生さんは別格だと思っている。将棋の枠にとらわれない知識人というレベルにある。直接、お会いしたことはないが、メデイアを通して伝わってくる人柄や、本当の意味での頭の良さには感服するしかない。そんな羽生さんを巡る棋士の方たちの個性が感じられるのも面白い。やはり、自分の頭で考え抜くことの力だ。2021/04/07

R

47
羽生先生を中心とした同世代の棋士たちについて、その前後の世代の棋士をはじめ、様々なインタビューを集めて、羽生世代という概念を立体化した本だった。世代なので当然羽生先生だけではなく、康光先生や郷田先生にも注目され、縁の深い棋士の話しや、谷川先生がどう思っているかなどがすごく面白くて今の棋界がよくわかる内容だと思えた。羽生世代は、自分たちが将棋をしているのは谷川先生のおかげだというのが共通しているのが興味深く、様々な縁と不可思議な絆がある人たちの群像だと思えて面白かった。2025/01/23

たらお

35
私自身、将棋は駒の動かし方を知る程度。でも、昔から「棋士」と言う言葉の響きと生き様を知りたくて、棋士に関わる本を読んでいる。この著者によるインタビューと棋士の考えの捉え方は前作同様好みで、刺さるところが多い。勝負の世界に生きる棋士の言葉は謙虚で決して誇ったり、相手を見下したりはしない。納得しうるまで最善手を考え抜く。この「考え抜く」意思が羽生世代は秀でているのだろう。現在、AIがトレンドとなり最善手が一手ごとに数値化されるようになった今、棋士達の質も変わってきたという。その中で羽生世代の奮闘に期待する。 2020/12/29

本木英朗

26
日本の現代フリーライターのひとりである、大川慎太郎の新書のひとつである。危機感と劣等感、痛恨と意地、そして誇り――世代交代が進む将棋界の天才たちがはじめて明かした本音。羽生善治、渡辺明ほか14人の棋士たちが告白――という話である。俺は〈見るだけ将棋〉ですらないけれど、それでも本当に大満足であった。さすがは羽生世代及びその周辺の棋士たちであった。著者ならではのことでありますなあ、ウフフ!! また折を見て読もうと思う。2024/05/05

akihiko810/アカウント移行中

26
50代となってもまだトップで活躍する、「羽生世代」を総括するプロ棋士16人のインタビュー本。印象度A  若手の台頭で陰りを見せてきたが、それでもまだ強い羽生世代(羽生、森内、佐藤、郷田。丸山は同学年だが、奨励会は後発なので本書では省かれている)。羽生世代の突き上げをくらった上の世代、壁となり立ちふさがれた下の世代、羽生世代と同世代の(つまりトップになれなかった)棋士、そして羽生世代の4人に、「羽生世代とはなにか」話を聞きく。全員の、将棋に対する熱い思いを聞けて、滅法面白い本だった2021/05/28

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