出版社内容情報
渋沢 栄一[シブサワ エイイチ]
著・文・その他
鹿島 茂[カシマ シゲル]
編集/翻訳
内容説明
時勢が緊迫する昭和のはじまりにあって、人生の黄昏を迎えていた「日本資本主義の父」は、後世に何を言い遺そうとしたのか。「家訓」にはじまり、倫理観、経済観、政治観、人生観など広汎なテーマについて三二項目にわたって、幕末維新の経験をふまえ、日本の明日を憂いながら語り尽くした談話集。渋沢という人物を深く知る訳者による、完全現代語訳。
目次
富者の要務
堅固正当な目的を持て
立身出世の秘訣
現代青年の短所と通弊
信用を得る人得ない人
資本よりも信用
叱言の云い方
勘忍強くなる様に修養した体験
克己心を修養した体験
真の成功とは何か
予の人物鑑識法
常識の発達と其の修養
口舌は福禍の門
順逆両境の覚悟
弊を見て功を没する勿れ
道理論
大国民は斯う有り度い
日本経済連盟に対する所感
対支政策の根本義
思想問題と教育の改善
我国労働問題の前途
外来思想と咀嚼消化の力
国家観念と世界主義
世界主義に立脚して産業の発達を期せ
国産の振興と其の根本策
政治経済と道徳観念
道徳と経済の合一説
商業道徳の振興
事業経営に必須の条件
我国の財政経済問題
付録 家訓
著者等紹介
渋沢栄一[シブサワエイイチ]
1840‐1931年。幕臣から明治政府を経て実業家。東京証券取引所、商法講習所(現・一橋大学)などの設立に関わる。雅号は「青淵」
鹿島茂[カシマシゲル]
1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。共立女子大学教授、明治大学教授を歴任。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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