講談社学術文庫<br> アステカとインカ―黄金帝国の滅亡

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講談社学術文庫
アステカとインカ―黄金帝国の滅亡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 424p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065217764
  • NDC分類 256
  • Cコード C0122

出版社内容情報

一六世紀、スペイン人によるアメリカ大陸征服史が始まる。黄金を探すコロンブス、ピサロ、コルテス……。抵抗する、モクテスマ、トパック・アマルなどのインディオたち。栄華を誇った帝都と文明は、いかに滅ぼされたのか? 西欧と非西欧の壮絶なる戦いの記録を、既存の、スペイン人主体の史料では触れられなかった「敗者の視点」から再検証、植民地時代から現在へ続くラテンアメリカの被征服史を辿る。

プロローグ 黄金の夢
第一章 コロンブスの目指したジパンゴ
第二章 冒険者バルボア
第三章 メキシコの発見
第四章 首都の攻防
第五章 対決
第六章 「悲しき夜」
第七章 英雄の敗北
第八章 太平洋と中央アメリカ
第九章 南の海の探検
第一〇章 カハマルカの悲劇
第一一章 クスコ占領
第一二章 征服者たちの争いとインカ
第一三章 アラウコの国とパンパ
第一四章 ムイスカの黄金
第一五章 エル・ドラードとアマゾンの国
エピローグ 征服者たちの黄昏
あとがき
年表
民族と地域
人名検索

2002年小学館より刊行されました


内容説明

一六世紀、スペイン人によるアメリカ大陸征服史が始まる。黄金を求めたコロンブス、ピサロ、コルテス…。抵抗するモクテスマ、トパック・アマルなどインディオたち。栄華を誇った帝都と文明は、いかに滅ぼされたのか?西欧と非西欧の壮絶なる戦いの記録を「敗者の視点」から再検証し、植民地時代から現在へ続くラテンアメリカの被征服史を辿る。

目次

プロローグ 黄金の夢
コロンブスの目指したシパンゴ
冒険者バルボア
メキシコの発見
首都の攻防
対決
「悲しき夜」
英雄の敗北
太平洋と中央アメリカ
南の海の探検
カハマルカの悲劇
クスコ占領
征服者たちの争いとインカ
アラウコの国とパンパ
ムイスカの黄金
エル・ドラードとアマゾンの国
エピローグ 征服者の黄昏

著者等紹介

増田義郎[マスダヨシオ]
1928年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学名誉教授。専門は文化人類学、イベリアおよびイベロアメリカ文化史。『大航海時代叢書』(全42巻 岩波書店)の刊行を推進。主な著書に『インカ帝国探検記』ほか多数。訳書に『片隅の人生』(W.S.モーム)、講談社学術文庫『西太平洋の遠洋航海者』(B.マリノフスキ著)など。2016年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

卯月

6
増田先生訳のシエサ・デ・レオン読んで以来、インカ征服者たちのその後の内紛も読みたかった。書店で本書を見かけ、著者プロフィールで逝去を知る。本書はコロンブスから始まり、北中南米全てを描く。ページをめくってメシカ(アステカ)の首都テノチティトランの地図が現れた瞬間、初めて都を見たスペイン人のように息を呑む。アメリカ大陸の住民は大勢死ぬが、スペイン人も桁は違うけど、第一回探検で約200人中130人が死亡したので160人を新規募集、とか“人数”になってる感があるな……。決して圧勝ではなく、長く激しく抵抗した人々。2021/04/20

kadocks

5
海賊本からスペインの中南米征服史へ。西欧がイスラム以下の貧乏地域だった時代、黄金を渇望する中でのコンキスタードーレスと言われるスペインの中南米征服者達。400ページの本で「死」「殺」の文字が足すと400近い。ほぼ1ページに一つ。圧倒的な強奪と殺戮。もちろん細菌が滅ぼしたとも言えるだろうが黄金への渇望が戦い、征服と殺戮を産んでいくこの時代の凄まじさ。その後の中南米を考えるとこのスペインの文明滅亡と征服の産み出した現代を知りたくなる。これを踏まえてこの後の中南米史とラテンアメリカ文学を読もうと思った。2023/09/12

坂津

1
16世紀のヨーロッパ人によるアメリカ大陸征服史について、コロンブスやコルテス、ピサロなどの著名な人物からほぼ無名のコンキスタドールまで、はたまたモクテスマやアタワルパといった被征服者側にも焦点を当てながら記した本。黄金に強い執着心を抱いたヨーロッパ人が南北アメリカ大陸を縦横無尽に駆け巡り、各地のインディオと軋轢を生む過程が丹念に描かれている。インディオ側も一方的に蹂躙された訳ではなく、地の利を活かした戦法を採ったりヨーロッパから持ち込まれた馬や鉄器を取り入れたりと、強かに対処していた様子が浮かび上がる。2024/11/04

ももいろ☆モンゴリラン

1
行間でバタバタと人が死んでいく。「銃・病原菌・鉄」で触れられたインカ帝国アタワルパと征服者ピサロの衝突に興味を持って読み始めた、ら、インカよりもアステカの方に魅了されてしまった。湖上の町ってなに、今ないけどそんな湖、もしかして埋めた…? 努めて平静な筆致で描かれているが当時のスペイン人の暴虐さはどういうこと? なぜモクテスマ二世は当初友好的だったの? 武器を持たずなぜアタワルパはスペイン人と対峙したの? 謎は湧出し図書館でいっぱい本借りてきたのでこれから読みます2023/02/25

(ま)

1
コンキスタドーレスの黄金への妄執に滅ぼされた文明、現代の混迷の始まりの時代2020/12/11

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