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内容説明
結婚式まで会ったことがない完全オンライン恋愛の男女、ビデオ通話のバグを使って正体を隠す妖怪、子供だけが外出できる世界…etc.etc.疫病の大流行に見舞われ、人間のリアルな接触が忌避された世界。そこではVR技術が社会システムに組み込まれ、人間と感染症が共存する「新しい生活様式」が待っていた!2020年の世界が日常化した未来をくまなく描き出す渡辺浩弐の予言的SF「ゲーム・キッズ」最新作!
著者等紹介
渡辺浩弐[ワタナベコウジ]
小説家・ライター。ゲーム制作会社(株)GTV代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みどり
7
ショートショートに近い短編集なので、読みやすいし、 「1999年の~」からスタイルもスタンスも変わらないので ホッとするというか、ふふんと思わせるものがある。 時代とともにちゃんと進化してる本は好きだ。 2020/11/16
コリエル
5
アフターコロナ時代のゲーム・キッズ最新作。かつての本シリーズが描いていた近未来から、修正を余儀なくされた現在がそこにはある。感染をおそれ引きこもり、ネット通信やケータリングで生きていくことが「主流」になったいま、この作品が描くブラックなユーモアはどんなものか。「青人」や「星の数ほど」「末恐ろしい子供」なんかが好き。「袋のネズミ」なんかは従来のシリーズにありそうな話でこれも悪くない。2020/11/30
和華
3
短編集なのもあってか、ライトノベルのような感じで凄くサラサラ読めた。 14,15はホームステイの密室殺人で読んだ内容と全く同じだったので残念。 未来はこうなっているのかな?等、想像しながら読むのは楽しかった。 グロテスクなシーンはちゃんとグロテスクでした!2021/04/30
K
2
新作でてたんだ!ちょっと感動。アフターコロナの短編集。ちょっと苦い話が多いのが懐かしい。2021/12/12
あんすこむたん
2
短編集。新型コロナ禍で起きた出来事を皮肉を交え、SFとして完成させている。星新一のショートショートのような感覚さえある。2021/06/28