出版社内容情報
かなしろにゃんこ。[カナシロニャンコ。]
著・文・その他
石井 京子[イシイ キョウコ]
解説/監修
内容説明
就職や仕事に役立つ情報が盛りだくさん!専門家が詳しく解説。
目次
0 プロローグ
1 「お手伝い」ってやる意味あるの?
2 はじめてのバイトで「社会の目」を知ったよ
3 「働く」って試行錯誤することだ!
4 職場ではコミュニケーションも大事だね
5 生活管理で大失敗!やっぱ体が資本だわ
6 「社会人になる」って難しすぎじゃね!?
7 メッチャ後悔!就職活動ナメすぎてました
8 「障害者雇用」のこと考えてみたよ!
9 仕事って「自分の表現」かもしれないね!
著者等紹介
かなしろにゃんこ。[カナシロニャンコ]
千葉県生まれ、漫画家。「なかよし」でデビュー。発達障害がある息子との日々を描いた多数の作品がある
石井京子[イシイキョウコ]
東京都生まれ、一般社団法人日本雇用環境整備機構・理事長。大学卒業後、通信会社勤務を経て、障害がある人のための人材紹介事業に従事。発達障害の分野でもいち早く人材紹介に取り組み、これまでに700人をこえる当事者の相談に応じてきた。2010年に企業への啓発のため日本雇用環境整備機構を設立し現職に就任、執筆や講演活動も積極的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
spatz
11
図書館。 発達障害でなくてもやくにたちそうなことが多かった。本書の子の特徴、苦手なことが多いし、空気が読めない。暗黙の了解がわからない。etc。どうもモヤモヤするのは、いわゆるグレー、という場合や名前はつかなくてもそれは、特徴、という言葉で表されて、ちょいと生きにくい場合もある。否、それもまわりが生きにくそう?と思うけど当人どう思うかわからない場合も多いのでは。この子は苦手克服やうまくやってゆくため、すごく努力した素晴らしい子だしお母さんもたいへんだったろうな、と思った。
ひめぴょん
7
著者あとがき「無駄な仕事なんて一つもない、みんな誰かのために生きている」がズンと響きました。以下は文中引用とミニ感想です。お手伝いは、「他者に対して、自分なりに役割をもって関わる」という最初の経験になる。お手伝いを通じてその子の得手・不得手が見えてくる。 お駄賃の有無よりも「子どもと取り決めをして、そのルールを守ること」が大事。 失敗に対して「あまり気にしないように。解決方法は必ずある。隠されるほうが怖い。問題が起きたときは全員で取り組んでいくことが一番大事」という上司の言葉が良かった。 2022/11/09
pettyori1
7
かなしろにゃんこさん③ リュウ太君の就職活動体験談! 祝・就職! お母さんのサポート素晴らしいですね、見習いたい。、 アルバイトさせるのは迷惑かけるのではとか、色々と心配になるでしょうが、社会性や自己管理の練習になりますし、良い職業訓練になるなと思いました。2022/04/21
yamareco51
4
お母さんの子どもにお手伝いをさせるための目的が素晴らしい。あれしなさい、これしなさいの指示でやり方さえ決めつけられる子ども時代の家事がきつかった。りゅうたくんが「自分は人に見られている。見たままを評価されている。」と感じることができている時点で、もはや発達障害ではないのではないかとさえ思える。倉庫のバイトも「在庫がなくても一応チェックして面倒だけどあなたのためにやってますと誠意を見せることが大事」という発言もとても高度なものではないか。就活の面接が苦手は同意できる。発達障害でなくても同じ。2022/08/27
ぷりたかま
3
★★★2021/07/07