出版社内容情報
この200年、世界は近代のもたらした解放をなくし、新たな身分制社会が到来した。現代世界の現実を多角的に俯瞰する近現代史!
内容説明
新たな身分制社会に変貌しつつある、激変する世界の動態を現代思想の鬼才が解き明かす!
目次
第1章 今の世界に至る道 19世紀~1970年(分断した社会;ヨーロッパと大戦;人権や平等に疲れて)
第2章 アメリカの大転換―90年代末~対テロ政策へ(その成り立ちと「自由」;格差と不満;もうアメリカを見習うな)
第3章 日本は朝鮮半島をどう見ているか(韓国政府に干渉する日本;拉致問題の経緯;なぜ北朝鮮は核を持つのか?)
第4章 日本の明治一五〇年(形成と変容の概説;明治時代とは何だったか;逆のドライブと天皇制;昭和の敗戦がもたらしたこと;失われた三〇年としての平成)
第5章 令和の日本と世界のこれから(西洋的世界の変質;ポイント・オブ・ノーリターン;新型コロナ禍とパニック)
著者等紹介
西谷修[ニシタニオサム]
1950年、愛知県生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学フランス文学科修士課程修了。哲学者。明治学院大学文学部教授、東京外国語大学大学院総合国際学研究科教授、立教大学大学院文学研究科特任教授を歴任。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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