内容説明
書店で働く三角康介は霊が見える特異体質。除霊師冷川理人と共に心霊探偵を始める。連続殺人事件の捜査中、真相を探るふたりに聴こえてくる死んだ殺人犯の声―「ヒウラエリカ…だまされた」。彼女は一体何者なのか、彼女の目的は何か?死者が残した謎のメッセージに隠された驚きの真実とは―?常識を覆す新感覚ミステリー誕生!
著者等紹介
橘もも[タチバナモモ]
1984年愛知県生まれ。2000年、『翼をください』で第7回講談社X文庫ティーンズハート大賞佳作を受賞しデビュー。オリジナル作品に加え、ノベライズも手がける
ヤマシタトモコ[ヤマシタトモコ]
1981年5月9日生まれ。2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。’19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
137
映画の予習。コミックは未読です。霊が見える書店員の三角と霊を祓う冷川がその能力を使って事件を解決。そこに絡んでくるヒウラエリカという女子高生。さらには宗教的要素も加わって…のような内容なのかな。展開が早くてついていけない部分もあったけど、暗さと禍々しさは十分伝わった。映像でどんな風に表現されるのか楽しみです。2020/12/23
しまふくろう
22
映画を観て購入。 物語は映画のノベライズ版。ストーリーは変わらず謎は謎のままだった。康介視点で話が進むので、映画とはまたちょっと印象が違うのが面白い。 謎の男や英莉可の事が知りたかったので、その後にはほとんど触れられなかったのがちと残念。2021/03/22
MAMI.
9
★★★★☆2021/05/10
山田
8
表紙から「BLだったら嫌だな」と思って敬遠してたけど、映画化もしてるし読んでみた。良かった、BLじゃなかった。主人公は「霊が視える」事を周囲に知られる事で社会から弾き出されてしまうのでは無いかと悩む本屋の店員。もう一人の主人公は「祓えるけど視えない」青年。「視える視えない」といった能力のカミングアウトが自分にどんな結果をもたらすか?視えるからこそ孤独な生き方を選ばざるを得なかった、幽霊エンタメだけど深いです。2021/07/18
ムーミンママ
7
映画が見られなかったので。祓える男 冷川が視える男 三角を《運命の人》と呼ぶ意味が分かって納得。英莉可の今後が示されていなくて とても気になる。2021/04/17