人間とは何か―偏愛的フランス文学作家論

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人間とは何か―偏愛的フランス文学作家論

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  • サイズ B6判/ページ数 599p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065208991
  • NDC分類 950.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

文学がすべてを教えてくれた。
サド、ボードレール、フローベール、ランボー、プルースト、カミュ……。
自身の文学遍歴=「文学による感情教育」を語りつつ、フランス文学史を彩る31名を通して、人間精神の多彩な運動の軌跡を描き出すエッセイ的評論。

〈目次〉

1 サド――悪について
2 ラクロ――心のメカニズムについて
3 カザノヴァ――自由について
4 コンスタン――愛の不可能性について
5 スタンダール――誠実さについて
6 バルザック――誘惑について
7 メリメ――情熱について
8 ボードレール――自意識について
9 フローベール――夢想について 
10 ロートレアモン――反抗について
11 ヴェルレーヌ――感傷について
12 ランボー――自己の超越について
13 ヴェルヌ――冒険について
14 バルベー・ドールヴィイ――文学的欲望について
15 ゾラ――食について
16 モーパッサン――恐怖について
17 ユイスマンス――デカダンスについて
18 リラダン――観念について
19 プルースト――人生と芸術について
20 コクトー――虚偽について
21 ジッド――小説について
22 ラディゲ――倫理について
23 セリーヌ――絶望について
24 アルトー――狂気について
25 ブルトン――ユーモアについて
26 バタイユ――エロティシズムについて
27 カミュ――不条理について
28 ジュネ――言葉の魔術について
29 マンディアルグ――幻想について
30 ヴィアン――反人間主義について
31 マンシェット――ニヒリズムについて


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内容説明

文学がすべてを教えてくれた。サド、ボードレール、フローベール、ランボー、プルースト、カミュ…。自身の「文学による感情教育」を語りつつ、フランス文学史を彩る31名を通して人間精神の多彩な運動の軌跡を描き出す傑作。

目次

サド―悪について
ラクロ―心のメカニズムについて
カザノヴァ―自由について
コンスタン―愛の不可能性について
スタンダール―誠実さについて
バルザック―誘惑について
メリメ―情熱について
ボードレール―自意識について
フローベール―夢想について
ロートレアモン―反抗について
ヴェルレーヌ―感傷について
ランボー―自己の超越について
ヴェルヌ―冒険について
バルベー・ドールヴィイ―文学的欲望について
ゾラ―食について
モーパッサン―恐怖について
ユイスマンス―デカダンスについて
リラダン―観念について
プルースト―人生と芸術について
コクトー―虚偽について
ジッド―小説について
ラディゲ―倫理について
セリーヌ―絶望について
アルトー―狂気について
ブルトン―ユーモアについて
バタイユ―エロティシズムについて
カミュ―不条理について
ジュネ―言葉の魔術について
マンディアルグ―幻想について
ヴィアン―反人間主義について
マンシェット―ニヒリズムについて

著者等紹介

中条省平[チュウジョウショウヘイ]
1954年生まれ。1981年、学習院大学フランス文学科卒業。1984‐88年、フランス政府給費留学生としてパリに滞在。1987年、パリ第十大学第三期文学博士号取得。1988年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得修了。現在、学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授。専攻は19世紀のフランス小説。マンガ、映画、ジャズ、日本文学にも造詣が深く著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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halow

1
フランスの小説家31人について個人の読書遍歴も踏まえつつ紹介する、エッセイ兼読書案内のような本。ユゴーやヌーヴォー・ロマンの作家がいないのにマンディアルグやマンシェットがいたりするので、本当に偏愛の書なのだと思われる。読解は常識的なものにとどまっており、スリリングな批評は期待できないが、平易かつ端的な整理がされているので、フランス文学の概観を把握するのには非常に役立つ本だった。2023/01/03

Hiro

1
著者の自伝風読書エッセイだがとても充実した力作だ。大部なので最初のうちは少しずつ拾い読みしていたがスタンダール当たりから夢中になって一気読みした。全部で31人のフランスの作家が取り上げられているがそれぞれについて著者との出会いのきっかけやその美点、著者の人生との関わりが丁寧に具体的に語られていて未知の作家のことであっても引き込まれずにはいられなかった。よく知っている、例えばヴェルヌのような作家についてさえ新たな教えを受けたのだから他はなおさらだ。仏文学学習への強力な励ましとなる一冊。2021/04/18

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