目次
はじめに―金融危機はこれからが本番
第1章 ソフトバンク巨額赤字の真相と崩壊の足音
第2章 日本の大企業を襲う金融危機
第3章 世界金融の番人・FRBと日銀
第4章 特別会計の闇
第5章 ベーシックインカムで日本経済は甦る
著者等紹介
黒川敦彦[クロカワアツヒコ]
1978年、愛媛県今治市出身。大阪大学工学部卒業後、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の研究員として大阪大学の大学発ベンチャーの設立支援業務に従事する。大阪大学歯学部発ベンチャー企業の株式会社アイキャットを設立、代表取締役CEOとして製品化・マーケティング体制構築の実務に従事(のち退社)。技術系ベンチャー十数社を設立、ベンチャー企業への投資、経営支援業務に従事する。リーマン・ショックを機に金融業界を離れ、2011年春、今治に帰郷し農業と政治活動を始める。地元今治で加計学園問題を追及する社会運動を起こし、2017年安倍晋三総理のおひざ元山口4区から衆院選出馬。政治団体「オリーブの木」を設立、代表となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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TAKA0726
12
膨張しきった金融資本は破裂することが宿命、近々リーマンショックの数十倍の金融危機。有事の金の価格も下落。危険保険商品は貯蓄型・年金型・外貨建て。リスク高日本生命・大樹生命。健全は東京海上・住友生命・損保ジャパン。伊は一帯一路構想で中国との交流急増でコロナ被害大。丸紅3900憶損失計上・日本製鉄赤字決算・イオン利益率0.3%・楽天携帯事業誤算、その他ANA・三菱UFJも恐怖。年金制度を廃止しベーシックインカムを導入すべき。資産を動かして利益を得ている為替取引税を課税すべき。地銀は資金需要で株価回復、淘汰回避2020/12/07
チャー
8
ソフトバンクによる巨額の買収とその中身や、投資や市場などの経済状況について、著者の視点で分析した内容が記されている。投資が加熱していることに関して、世界市場ではマネーが溢れており、行き場を失った現金はリスクの高い投資に流れていると警鐘を鳴らす。また、日本の多くの有名企業が、買収によって被った損害についても触れている。後半は著者の考える経済対策について触れられている。金融や財政についてはわからない点も多いが、一つの視点として興味深い。2020/10/31
MioCastello
7
相場は生き物。上がる時もあれば下がる時もある。著者は累計で大きく含み益を出しているGPIF(公的年金基金)の相場下落時にだけ「我々の年金が消えて無くなる」と不安を煽り騒ぎ出す輩と同レベルだ。ソフトバンクに関しては孫さん自身が語る四半期ごとの決算報告で全て分かる。 中国の投資規制の影響が出る次の決算は赤字かもしれない。それでも個人的には株の下げ止まり時が買い時だとすら考えている。しかし著者は「残念ながら私の預言が的中してしまった。これは序章に過ぎない」などと言って嬉々として第三弾を出版するに違いない。2021/08/18
ひろ
3
図書館本。ソフトバンクは危ない、CLOに投資してる日本の金融機関は危ない等と書いてある本。政治家の主張みたいな感じで、あまり気分の良い本ではない。2021/03/13
Akio Kudo
2
★★★ テーマと関係ない話も多いが、読んでいて改めて現在の経済がデタラメだと感じる。ただ読むには正しいリテラシーが必要。2020/10/09