講談社選書メチエ<br> ドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』を精読する―“内在”の哲学試論

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講談社選書メチエ
ドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』を精読する―“内在”の哲学試論

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  • サイズ 46判/ページ数 608p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065208342
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0310

出版社内容情報

ドゥルーズとガタリによる最後の共著『哲学とは何か』。難解をもって知られるこの著作をどう読んだらいいのか。
読解のため、本書では大きく三部で構成される。
第一部では、ドゥルーズとガタリの〈内在〉概念とはどのようなものかを明らかにする。単に内在と超越という二項対立ではなく、彼らが「内在野」と名指ししたものは何だったのか。スピノザ、ベルクソンなども参照しつつ、その形成過程を明らかにしていく。
第二部では、哲学・科学・芸術の三つを同じ形式をもったものとして、あえて並列に描こうとしたドゥルーズとガタリの意図に分け入っていく。そこから「脳」と「カオス」が析出される次第は、まさに『哲学とは何か』を解読する重要な準備となる。
第三部では、いよいよ『哲学とは何か』をきわめて精密に読み解く。各章に概要、用語、読解の見出しを立て、まさに一字一句を読んでいく。その先に見えてくる〈内在〉の哲学とは?

内容説明

ドゥルーズとガタリによる最後の共著『哲学とは何か』―一見、難解をもって鳴るこの著作の一言一句を、その背景にあるあらゆる哲学史の襞にも分け入って「考古学的に」探査、丹念に、精密に、鮮やかに読み解いた画期的快著。「概念」とは何か、哲学・科学・芸術の創造とは?二人が構想した“内在”の哲学が、いま明らかに―。

目次

序文―問題設定からドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』へいたる経緯について
第1部 ドゥルーズとガタリの「内在」という概念はどのような概念であるのか(主体でも客体でもない「内在」―「内在」はそれ自体のうちにある;ドゥルーズおよびドゥルーズとガタリの著作群における「内在」概念の考古学―その方法と準備;「内在」概念の考古学的探査(1)―第一の閾の最外縁の層としてのドゥルーズ以前 ほか)
第2部 科学、芸術、哲学そして脳(共通的解釈、外的解釈、内的解釈;擬製的創造あるいは創造の逆イデア論的定式;“内在の哲学”の実在概念と擬製的創造についての哲学史的註解―「シミュラークル」、「神の死」、「プラトニスムの転倒」との関係について ほか)
第3部 『哲学とは何か』を読む(第三部の構成;『哲学とは何か』の概要と解釈の大筋;「序論」を読む ほか)

著者等紹介

近藤和敬[コンドウカズノリ]
1979年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪大学博士(人間科学)。現在、鹿児島大学法文教育学域法文学系准教授。専門はフランス現代哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koke

9
本書を読んだ結果『哲学とは何か』を読むのは諦めた。スピノザ解釈が込み入っていて脳がフリーズした。芸術論の部分は逆にもっと具体的に紹介してほしかったが(モニュメントという概念が良い)、原典の記述自体が大雑把なのかもしれない。2024/02/12

Happy Like a Honeybee

5
思考の定義、すなわち芸術科学哲学の定義とはカオスに立ち向かうこと、カオスの平面を引くことである(P538) 主体でも客体でも内在とは何であろうか。 ドゥルーズガタリの集大成と位置付けされてる「哲学とは何か」 思考の枠組みとしてスピノザの解釈が必要か。 内在平面の無限運動、像と概念の宗教と哲学、永遠真理としての数学。 名著は一度で理解できるほど容易くない。2020/10/29

kana0202

2
長いのを書くのはすごい。原著をよむさいは参考にできるくらいしっかりしているが、同時にあまり納得できない部分も少しあり、やはり原著にあたってみずからの思考を大事にすべき。あくまでこの人なりの解釈(そうとうに正確だろう)ということは忘れてはならない。そして何より、誤読でもいいが、ドゥルーズ とガタリの哲学は理解するのではなく、使用されなければならない。ということは肝に銘じておかなければならない。2021/05/15

文狸

0
概念を創造するのが哲学である。哲学と哲学史についてこれまで思っていたようなことをすべて裏切られるような刺激的な読書体験であった。2022/08/22

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