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出版社内容情報
田 素弘[デン モトヒロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
60
ウクライナ編、欧米そしてロシアからの資本コントロールは世界を覆う(勿論、チャイナも)。弱小国家はその流れを逆手に取っていくしかない。ウクライナは比較的頑張っていたのにな。八田百合の提案したチセイが叶う世界を信じたい。そして日本・田舎レディース抗争編。噂の妹ちゃん登場、百合とは違ったタイプの一徹さ。地政学の理念と基礎を再学習。インド・カースト編は、これまでで一番根深いかもしれない。差別と格差、どう改変してみせるのか。八田百合のチセイは解決ではなく、緩衝策を最もベターな形で取りまとめるのだと認識した巻。2022/04/08
なっぱaaua
46
ウクライナ編解決。とは言っても現実の世界では混乱に拍車が掛かってしまったよ。ジョージアの呼び方がサカルトヴェロというのは知らなかった。日本編、地政学の基本である隣国同士は対立し敵の敵は味方というのを表したかったのかな。後半はインド編。まだカーストが残っているというのは知っていたが、IT産業は低カーストでも就職しやすいとか、ムスリムへの改宗とかインドの実情がよく分かった。将来的に大国になるであろうインドはこの先どういう道を歩むのだろうか。百合のパパとママの関係が複雑なようで、今後どう話に絡んでくるかな。2022/06/11
blackstone
24
ウクライナの件は無事(?)に解決。次は日本の実家!リアル妹 幸登場!!そしてレディースのゴタゴタを「八田のチセイ」で解決。その次はインド。本当に未だにカースト制度って、こんなに隔たりがあるの?(母親が倒れたら、代わりは娘の少女がするしかないとか、「ダリット」なんて初めて聞いた!) 身分の差を越えた男女の恋(愛)が依頼内容。(ヒンドゥー教からイスラム教への改宗問題も絡んで…) そして終盤で、百合の両親が登場!こりゃ、複雑な家庭環境だ…(まぁ、日本の実家で百合の妹と祖母らを見て、なんとなく想像ついたけど)。w2023/09/03
にゃむこ@読メ11年生
13
ウクライナ編完結〜日本編〜インド編前半。世界の紛争をチセイ(地政&知性)とちょっとの荒技(主にプロレス技)で解決する百合が束の間帰国。日本の紛争とは何ぞや、と思いきや、レディースによる縄張り争い。スケールの違いはあれど、これも立派な紛争なのだ。日本編では地政学の基礎を解説してくれてわかりやすい。日本編で繰り出すプロレス技は、青汁によるグリーンミスト(毒霧)と比較的おとなしめ(笑)。そして、廃止されたとはいえ、都市部以外ではカースト制度が今なお色濃く残るインド。貧富の差が最も大きい国かもしれない。2021/04/11
碧海いお
10
ウクライナ編の続きから。元々ウクライナ編の無料公開でこの漫画を知ったんですが。漫画だと解決をしてますが、現実だとこうにもいかないのでモヤモヤ。 インドのSNS、sherchatって調べてみたら現実でも存在をするんですね。インド編がいいところで終わってしまった。カースト制度が日本よりも厳しい気がします。2023/03/18