出版社内容情報
ウクライナから来た謎の母娘と、サンソム下院議員を繋ぐ歴史の糸とは何か。
国防総省から持ち出されたメモリースティックには、どんなトップシークレットが残されていたのか。
ニューヨーク市中を舞台に繰り広げられる、リーチャーとさまざまな敵とのスリリングな攻防が、
英米でも高く評価された傑作ミステリ!
内容説明
国防総省の事務員と連絡を取っていた謎の親子。軍の特殊部隊にいた経歴を持つ人気政治家。誰もが真相を隠している。そしてメモリースティックに残された極秘情報とは。ニューヨーク市中を舞台に繰り広げられる、リーチャーとさまざまな敵との息の詰まる攻防が、英米で高く評価された傑作、待望の邦訳化!
著者等紹介
チャイルド,リー[チャイルド,リー] [Child,Lee]
1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、’97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる
青木創[アオキハジメ]
1973年、神奈川県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
39
下巻に入ってもなお深まる謎。しかし、リーチャーの頭脳の冴えに目を見張ります。しかし、敵の残虐さが印象づけられ、誰かが解ける謎なら他の者も時間が掛かっても解けるものという事で、より大きな危機がリーチャーを待ち受ける事に。そこからは怒涛のアクションで、その辺りはリーチャーの強さにある意味安心して読めたりして(笑)。事件の真相と共に国家や政治の世界が持つ闇などが描かれるけれど、リーチャーの行動原理にぶれがないところが気持ちいい。あと、NYの街を知っているとより楽しめそう。地図やガイドブックを片手に読みたいかも。2021/04/17
み
20
何と!そっちの方々だったのですね…。リーチャーさんは、また傷痕が増えましたね(^^;次は、どんなことに巻き込まれるのか。2021/02/20
黒猫
19
んやー、上で感じたちょっと退屈かも?感が、下で払拭された。話のスケールが大きくなっていき、敵の目に余る残忍行為に血の気が引きつつ怒りに燃える。リーチャー、あとは頼んだぞ!単身で敵に迫るリーチャーにハラハラドキドキ。でも絶対的安心感があるから読んでられるのよね。リーチャーシリーズ他も読んでみたくなりました。2020/10/07
bapaksejahtera
12
下巻に至ってようやく敵の姿が明らかとなり、お得意の活劇場面が増えてくる。最後の場面で銃弾を撃ち切ってのナイフによる格闘を見せる。著者もリーチャーも得意ではない戦い方に至った経緯は、リーチャーがこの戦闘に立ち至った心情に繋がっている。シリーズにおいては中興の傑作と言える。ともあれ下巻の焦点となったメモリースティック(翻訳者はUSBメモリーという和製英語が嫌いなのか)確保に敵方が固執する理由(相手側にも都合の悪い事実を蔵すると主人公は推論)が、格闘の末に結局紛れてしまったのは、私が読み飛ばしたせいであろうか。2022/01/08
アオヤマ君
12
ハードボイルドから逃避行、サスペンス、そしてハードアクションの下巻。ストーリーの背景にあの有名なテロ事件も絡んでいる。地下鉄。ストリート。アベニュー。パーク。ホテル。政治家。元軍人。ニューヨーク市警。FBI。探偵。テロリスト。そして、ジャックリーチャー。ニューヨークだからこその物語。「葬られた勲章」物語の発端と解き明かされるエンディング。Gone Tomorrow .2020/09/25
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