講談社文庫<br> 大友二階崩れ

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講談社文庫
大友二階崩れ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065205846
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

天文19年(1570)、九州を制覇する勢いを見せていた西の大国・大友氏で国を揺るがすお家騒動が勃発した。「二階崩れの変」。当主の義鑑が、嫡男・義鎮(後の宗麟)を廃嫡して愛妾の子・塩市丸を世継ぎに据えようとして起きた政変だ。大友家重臣の吉弘鑑理は、義鑑の意向に翻意を促そうとするが逆に義鎮を討つよう命じられてしまう。吉弘家が大友第一の忠臣であることを自任する鑑理は、主命には逆らえない。懊悩しながらも兵を動かしていると、廃嫡反対派の動きが素早い。塩市丸は殺害され、当主・義鑑も重傷を負ってすぐに落命。義鎮が新当主の座に就く。梯子を外された形の吉弘家は謀反の疑いを掛けられ、改易の危機に立たされる。それでも鑑理は釈明もせず、亡くなった前当主への「義」を愚直なまでに貫こうとした……日経小説大賞受賞の本格歴史小説。

内容説明

天文十九年、九州の大国・大友家を揺るがすお家騒動が勃発した。当主・義鑑が嫡男・義鎮(後の宗麟)を廃嫡しようとした「二階崩れの変」である。権謀術数、保身、裏切り、野望が渦巻く政変の中で、ひたすら亡き前当主への義を貫こうとする吉弘鑑理と、弟鑑広の運命は…。日経小説大賞受賞の本格歴史小説。

著者等紹介

赤〓諒[アカガミリョウ]
1972年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。上智大学教授、法学博士、弁護士。2017年、「義と愛と」(『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

151
デビュー作にして日経小説大賞受賞作。九州の大国・大友家で勃発したお家騒動「二階崩れの変」を舞台に、戦国の乱世を一途に貫いた報われることのない義と愛…著者作品は初読みとなりますが、歴史小説としてのこの質感は、本物の風格を感じます。戦国ものと言えば、その醍醐味はハードボイルドな漢の世界。主家に対して忠誠を尽くした男の生きざまと、そして飾ることのない友情に胸を熱くした読書体験となりました。他の作品も読んでみたい作家さんです。2022/01/30

kawa

37
戦国前期の九州、「大友二階崩れ」と言われる大友家の後継者争いの内紛を、家臣である吉弘艦理(あきただ)・艦広(あきひろ)兄弟を主人公にして描く戦国エンタメ。「義」を貫く兄、「愛」に生きようと葛藤する弟、「義」か「愛」かをテーマにドラマが進行。両者とも行き過ぎと思わざるを得ないこだわりにやきもきだが、読み手を、そこでめげさせずに、キャラ立つ登場人物を多数配して終盤まで引きずり込む著者の力技に脱帽という事で…。(2017年・第9回日経小説大賞受賞作)2022/07/23

Book Lover Mr.Garakuta

20
日本史の戦国時代好きな時代だけどあまり深い知識はない。この時代の一ページを知るには十分たる(全体を見ればそうでないかもしれないが)小説である。ある意味史実に基づいた作品であるのかどうかはともかくとして、この小説を通して、日本史の戦国時代の一ページを知るに至り感銘を受けた作品だ。にしても、戦国の世は恐ろしい時代ですね。自分の家族も信用できないのですから、肝っ玉の小さい自分には生きていけない時代だと思いました。戦争を知らない世代なので、戦争の事を語れと言われても、書籍など情報を通してでないと語れない世界と思う2020/08/31

Book Lover Mr.Garakuta

15
個人的に、余り詳しくはないが、日本史戦国時代も関心のある時代の一つ。九州地方の大友氏の出来事を題材にした小説。一つの説としては面白いと感じた。2020/09/10

スプリント

12
大友家の二階崩れを重臣吉弘鑑理兄弟を中心に描いている。 史実では大友宗麟の豊後の三老の一人として活躍したはずだが本書では二階崩れ後に改易騒動に巻き込まれ実弟をなくすなど義とのはざまにとことん苦しめられる様が書かれている。2023/12/30

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