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出版社内容情報
「青マントの男」――人を殺し、バラバラにして持ち去る怪人。
それを見たものは次の犠牲者になってしまうという――を目撃してしまい慌てる高校二年の日下部栞奈は、偏屈でいつも不機嫌そうな中禅寺先生を頼る。事件を調べていく中で、栞奈が「青マントの男」を目撃した場所で拾った財布の中身が偽札であることが判明し、事件はますます深い闇を見せていくのであった――。
しかめっ面講師とおてんば女子高生のコンビが挑む
学園青春怪異譚、第2弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
66
人を殺してバラバラにして持ち去る怪人「青マントの男」。それを見た者は次の犠牲者に選ばれてしまうという話は事実なのか都市伝説なのか。事件を追う女生徒・栞奈ちゃんに巻き込まれる形で厭々ながらも今回も解決へと尽力することになっていく中禅寺。2巻は期待通り木場修も登場し、榎さんは勿論、1巻ではぼんやりだった関口くんも満を持して登場!関口くんと共に深入りしていく案件はドッペルゲンガー。怪異なのか説明のつく現実なのか、次巻が待ち遠しい。そして矢張り榎さんの「来たぞ!!僕だ!!」の突き抜けは最高♡2020/08/17
雪紫
38
京極堂の先生時代第2巻。交番時代の木場修も登場(細部に見える気遣いが微笑ましい)。青マント事件が微笑ましくも痛快でニンマリ。だけど関口のモザイク扱い酷くて笑う。今度はちゃんと覚えられるよね。実は母親に知らない双子が・・・と思ってたけど、予告見るとそうは見えないかも。2020/08/21
へくとぱすかる
24
まだ2巻めだけど、この雰囲気にはひかれる。木場に関口と、あの顔ぶれもそろって登場。小説を読んだ当時は容姿がイメージできなかったが、コミック版は視覚に訴えてくれて、ヴェールがはがれるような爽快な思いがした。青マント事件の意外な解決には思わず拍手をしたくなる。百円札の蘊蓄がすごい。描かれた当時ですら、そこまで知っている人がいたのかどうか。このシリーズには次々と都市伝説が登場するようだから、この続きもぜひ読みたいと思う。ドッペルゲンガーの話の途中で、惜しくも3巻に続く。それにしても時代を的確に感じさせてくれる。2025/04/30
まるぷー
21
中禅寺先生にすっかり懐いた日下部栞奈。青マントと拾った財布の偽札の謎を解決。交番勤務の木場の旦那も新鮮で大活躍。木場が殴り倒した古物商を名乗る角刈りの男が不気味に描かれている。次の事件はドッペルゲンガーの謎に迫る。小説家になる前の粘菌の研究者の関口巽が登場。中禅寺がどう動くのか次回が楽しみだ。栞奈が中禅寺の図書準備室に訪れたとき、クッキー缶を気にする栞奈、そしてその中身はと?引き出しから袋に入ったクッキーを取り出す中禅寺のこの流れにニンマリした。 2020/08/25
花乃雪音
19
本巻では怪人青マントやドッペルゲンガーを扱っているが日常の中で事件が起きるため日常の謎という趣が少し強くなっている。登場人物も増え木場や関口も話に絡んでくる。主人公の女子高生日下部栞奈が中禅寺先生の受け売りで「この世には不思議なことなど何もないんだよ」と友人に話す場面が可愛らしかった、友人がこのセリフをスルーしたことも含めて。2020/08/20