内容説明
日々思うこと、考えていること。184日分。「日々」ブログ最終巻。
目次
7月
8月
9月
10月
11月
12月
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。工学博士。1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
29
2019年下半期の日々を綴ったエッセイ。これでシリーズは終わりなのが寂しい。印象的な言葉はこれまで同様沢山あった。「「保身のための嘘」は人として当然の権利であって、ごく自然だという解釈が日本以外では一般的」「ミスは誰もがすることですし、完璧になくすことはできません。それでもできるかぎり完成度の高いものを作ろうとする姿勢は大切」「人のことを非難する場合、意見や行為に対する非難でなければ意味がありません」「悪いことをした人を、無関係な人たちが罵倒することは、みんなで石を投げつけるような、未熟な社会の様相です」2023/05/22
えいなえいな
16
相変わらずの読み応えでした。おそらく読むのに一番時間がかかるエッセイです。難解なことが書いてあるわけでもないのに、不思議です。20年ほど前からずっと森博嗣さんのブログを読んできましたが(ネットでは読まず全て書籍化してから読んでます)、これが最後のブログ本だそうで、言葉では言い表せないほど悲しい気持ちです。今もブログはアップされているので、いい加減ネットで読む事にしましょう。といっても画像メインでこんなに文章は書かれていないんですけど(だからネットでも読めるのですが)。2021/01/10
あい
8
「自分で計画を立てて、その予定を守ることにしている。もし、自分の予定が守れない場合には、自分の能力を過大評価しているわけです。自分の願望が自己評価に支配的になっているから過大評価してしまう。客観的に自分を見ていないから周囲の評価が不当だ、と誤認してしまい余計なストレスが溜まる。自分を知り、自分の予定で進める。そうすることで自分の自由が獲得できるのです。」自分で決めた習慣が続かないのはこの辺りが問題だと認識できたので、もう少し自分を客観的にみようと思います。いつも森先生みたいに考えれたらいいのに思います。2025/06/08
tokkun1002
7
2020年。Thinking everyday in the forest 5冊目。今の森先生が今の作品を書いている。当たり前だけれども体感した気がする。2021/04/13
oputy
2
一番印象に残ったのは「自由を獲得するために書く」。 私も子供時代に「笑われるからやめなさい」と言われた事があった。子供を持ったら、同じ叱り方はしないなあ、と想像で思っていたけれど、その意図を補完された気がした。 また、行動ではなく、それに至る考え方に興味がある?ことに同感した。それ故に、私は行動する前に頭の中で考えるだけで満足して行動しない事が多いのだけれど、最近は行動して失敗しながら、考え方を修正する事の方が、長い時間で見れば近道である気がする。2020/12/19