内容説明
ついに姿を現した京の黒幕・下御門。警戒する信平のもとに、江戸を騒がせる木乃伊の秘薬の噂が舞い込む。良薬か、金儲けか。若き藩主・忠興が倒れるなか、信平は薬を疑う医師に目をつける。将軍も頼る保科正之の逝去に、大名行列の襲撃。下御門の巨大な陰謀の目的とは?スケールアップが止まらない時代活劇!
著者等紹介
佐々木裕一[ササキユウイチ]
1967年広島県生まれ。2010年に時代小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
102
公家武者松平信平24作目「公家武者 信平」(第二期)8作目 2020.06発行。字の大きさは…中。 3代将軍・家光の正室・鷹司孝子の弟・鷹司信平が姉を頼り江戸に下り武家となり、愛刀・狐丸で悪を退治する…。 前回から幕府を倒そうと公家・下御門、大名家、商人が動き出した。下御門が、陸奥の大藩・井出家70万石と結び、支配地を広げていく。 【読後】 物語のスケールが大きくなったが、内容が乏しい。 最後は、鷹司信平の愛刀・狐丸が裁く…。爽快。2020/08/15
むつこ
28
副題「若君の覚悟」というので、主人公・信平の息子(信政)と思いワクワクしたら違った・・・その一つ年下(12歳)の若き藩主・忠興のため奔走するシリーズ8作目はアクションが多くてハラハラした。敵役の10人衆の名前が地名だから単純で覚えやすいけど、人数多すぎでやっぱり混乱してしまう。オバチャン、疲れます。2021/08/04
一五
12
なんか面白味がないな。こんなやっけ?2022/09/08
Totchang
7
黒幕、下御門の巨大な陰謀。とはいうものの、登場人物が多すぎるので楽しいの枠を超え、惰性や勢いでページをめくる印象だった。2022/09/13
ウーちゃん
0
このシリーズ、もういいかな と思いつつ手を出してしまう。まだ続きそうなので次も読まなければならない。信平は良いのだけれど…。区切りがついたら卒業しよう。2020/08/04