星海社ＦＩＣＴＩＯＮＳ マージナル・オペレーション改〈０９〉

芝村 裕吏【著】

星海社（2020/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 227p／高さ 19cm
• 商品コード 9784065199435
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

二〇式自動歩兵・まめたんの性能の前に、中国・人民解放軍は徒らに屍を積み重ねるだけに見えた……。
しかし、制空権をめぐる戦いで合衆国の優位は完全に喪われ、いまやアラタたちと海兵隊は、格好の空爆目標となった。
中立を決め込んでいたタイ王国の造反。
加えて、孤立した海兵隊に、ついに本国より撤退命令が下る。
国境を超え、空と陸から怒濤の追撃を開始する人民解放軍。
アラタたちは無事に逃れ切ることができるのかーー。
いま、戦史に比類なき撤退戦の幕が上がる。

芝村裕吏ｘしずまよしのりが贈る大ヒットシリーズ、完結目前！

内容説明

二〇式自動歩兵・まめたんの性能の前に、中国・人民解放軍は徒らに屍を積み重ねるだけに見えた…。しかし、制空権をめぐる戦いで合衆国の優位は完全に喪われ、いまやアラタたちと海兵隊は、格好の空爆目標となった。中立を決め込んでいたタイ王国の違反。加えて、孤立した海兵隊に、ついに本国より撤退命令が下る。国境を超え、空と陸から怒涛の追撃を開始する人民解放軍。アラタたちは無事に逃げ切ることができるのか―。いま、戦史に比類なき撤退戦の幕が上がる。芝村裕吏×しずまよしのりが贈る大ヒットシリーズ、完結目前！

著者等紹介

芝村裕吏［シバムラユウリ］
ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。第５回日本ゲーム大賞優秀賞、第３２回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ、『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

中国の人民解放軍相手に完勝したアラタたち。しかし制空権を喪い格好の空爆目標となる中、孤立した海兵隊についに本国より撤退命令が下り、アラタたちの撤退戦が始まる新章第九弾。国境を超え怒濤の追撃を開始する人民解放軍、中立を決め込んでいたタイ王国の造反と、ますます状況が厳しくなり二転三転してゆく中で、アラタの判断も冴えていましたけど、立ち位置が難しいイトウさんの交渉力も地味に効いていましたかね。物語の結末も近づいて子どもたち最優先のアラタたちが乗り切って未来を切り開けるのか、正妻争いの行方含めて続刊が楽しみです。

2020/06/30

[サケ太]

勝ち続けていても敗北は有り得る。そこからの、撤退戦。しかし、それだけでは終わらない。刻一刻と変化していく情勢。アラタの格好良さが見える。他人物たちの登場時からの変化も嬉しい。ホリーのキャラもかなりいい感じ。

2020/05/21

[AKF-ZERO]

中国軍相手に、軍事史に残りかねない大勝したアラタと約3000人の子供達。しかし米軍が制空権を奪われてしまい、ミャンマーからタイまでまめたん3000機と共に中国軍の空爆を避けつつ、ジムニーで600kmの撤退戦開始。作者さん以前から綿密に東南アジアを取材しながらなるべく現実の情勢に沿った形で物語を展開すると言ってましたが、現実でもミャンマーがヤバい事に。取材で何か嗅ぎつけてましたかね？ その上中国軍が東シナ海で好き勝手し始めたのでこれまたキナ臭いったら。次巻はタイ防衛のためまた丸い悪魔まめたんが活躍しそう。

2021/04/20

[ぺぱごじら]

勝ったはずの戦闘で何故か闇夜の撤退戦。解せぬと怒る子供たちを宥めながら、これまた何故かアジアの美女集団に囲まれて、デレデレ逃げる「厳父」が居るとか(笑)。刻刻と変わる政治情勢を読みながら、雷光のような冴えで「人が嫌がることを進んでやる子供使い」。さぁ愉しい逆襲の時間。2020-23

2020/07/07

[本の蟲]

そしてアラタの無双が始まる…多分次巻から。勝っても勝っても状況は悪くなるばかりで、そこらへん、あくまで一武装勢力（あるいは雇われ企業）としての限界があったアラタたち。日本の援助でタイから脱出ということで、FⅡの特別編につながると思いきや意外な展開に。完結目前、という帯の文言だが、あと2巻ほど続くらしい。もっと続いてくれてええんやよ。だいぶ大人びたジブリ―ルのイラストは嬉しかったが、推しのホリー母ちゃん、もはや確固たるアラタの嫁ポジションを築きつつある彼女のイラストもっと載っけてくれ

2020/05/19