内容説明
天下の台所、町人の都と謳われる大坂、でも実は侍たちが真の主役だった!大坂城はどんな構造だったのか?奉行所では何が行われていたのか?大塩平八郎はなぜ決起したのか?「武鑑」や大坂町奉行所の絵図面、代官たちの日記、幕府にのこされた文書などの史料を駆使し、この町で武士がいかに生き、歴史を動かしていたのかを改めて探る会心作。
目次
はじめに―「武士の町」という問い
第1章 武士は何人いたか
第2章 『大坂武鑑』は語る
第3章 『浪華御役録』を読む
第4章 西町奉行役宅を覗く
第5章 大坂城の内と外
第6章 ふたりの与力
第7章 大坂暮らし
終章 「町人の都」と「武士の町」
著者等紹介
藪田貫[ヤブタユタカ]
1948年、大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、兵庫県立歴史博物館館長。関西大学名誉教授。専門は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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