出版社内容情報
西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他
竹[タケ]
著・文・その他
内容説明
「これが本当の解決編だな」人類最強の請負人・哀川潤。今回の依頼は、あの占い師の実子・姫菜幻姫を、自ら予知した“死”から、守ること。未来を変える最強の方法とは―!?『戯言』に恋し、『人間』を愛し、『最強』にときめく冒険譚、ここに閉幕!
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さばかん
41
完結!なのに新作の予告があって???な感じですが。 人類最強は相も変わらず人類最強です。 しかしなんか懐かしい名前がちらほら出てきて、本当に懐かしい感じがしましたね。もう何年前なのか……。2020/09/27
りんご
29
『人類最強のXOXO』は食べ物関係の話だと思っていたので、あれがメインになるとは思わず意表を突かれてぞっとした。いや、食べ物の話しなんだけど。『人類最強の恋占い』が一番面白かった。潤さんと真姫さんのやりとりがとても短いけど、どちらも優秀なのに適当で喰えない感じが良くでていた。最後の占いも彼女らしい。また真姫の子供である幻姫もミステリアスで魅力的だった。不満点としては読み切りをまとめただけという感じで完結感が全くなかったところ。新展開に行く前に集大成的な話が一つ欲しかった。2020/05/14
yosa
24
薄くて高い同人誌みたいな本。中身はいつもの西尾維新だけれど、さすがにこの分量では物足りない。一篇一篇を短くする必然性も感じられない。シリーズ完結と帯にあるけれど、別に閉じてはいないし、クライマックスのような盛り上がりも無い。ぽっと湧き出た水泡みたいなもので、あまり記憶に残らなさそうな一冊。XOXOはホラーとしてまあまあ面白かった。JUNE BRIDEは空の境界未来福音との調理の違いが対比として面白かった。但し総じて物語の厚みが足りない。定食じゃなくて今お菓子が食べたいんだよという人にはおすすめ。高いけど。2020/05/24
よっしー
20
人類最強シリーズ、これにて完結!!といっても、久しぶりに読んだのもあって色々とうろ覚えでした。ただ、個人的に零崎一族…というか曲識さんが出てきたのは嬉しかったですね。内容としては色々と問題ありでしたが…。そして、戯言のいーちゃんも。知らぬまに成人しててビックリです。何はともあれ…どこで何をしていても哀川潤で安心しました。2021/01/05
にぃと
17
短編集。 作中の哀川潤も昔に比べて大人になったし、自分も歳を取った、ような気分になってしまった。多少丸くなっても魅力が減るわけではないけど。 過去作品の登場人物や他シリーズにも言及されてる。後書きでも触れられてたけどここで佐代野弥生さんが見れるとは思ってなかった。まあ西尾維新ワールドで何しても許される数少ないキャラクターの1人だし。 哀川潤のお仕事モノ、あるいは日常モノと言える本作も一区切り。人類最強の請負人なんだから日常がちょっと刺激的なくらいでちょうどいいのだ。 2020/05/16