講談社ラノベ文庫 中古（？）の水守さんと付き合ってみたら、やけに俺に構ってくる

弥生 志郎【著】

講談社（2020/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 232p／高さ 15cm
• 商品コード 9784065197110
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

恋愛なんて非効率だ――そんな恋愛アンチを掲げる十神里久は、ある日の放課後に探し物をする女子生徒を見かけ声をかける……が、
「もしかして、私とえっちなことしたいの？」
「え……はい？」
その水守結衣という少女は、ビッチとして有名な学校一の嫌われ者らしい。
その後、里久は水守の探し物を手伝ったことをきっかけに仲良くなり、後日告白されることになる。
恋愛を諦めた里久は水守に対して恋愛感情はないが、とある理由から彼女のために付き合うことになり……!?
「ねっ、ちゅーしよ？」
「里久君成分が不足してるから補充しなきゃ」
「さっきから、ずっとどきどきが止まらなくて」
中古（？）で一途な女の子との青春ラブコメ、始めました。

内容説明

恋愛なんて非効率だ―そんな恋愛アンチを掲げる十神里久は、ある日の放課後に探し物をする女子生徒を見かけ声をかける…が、「もしかして、私とえっちなことしたいの？」「え…はい？」その水守結衣という少女は、ビッチとして有名な学校一の嫌われ者らしい。その後、里久は水守の探し物を手伝ったことをきっかけに仲良くなり、後日告白されることになる。恋愛を諦めた里久は水守に対して恋愛感情はないが、とある理由から彼女のために付き合うことになり…！？「ねっ、ちゅーしよ？」「里久君成分が不足してるから補充しなきゃ」「さっきから、ずっとどきどきが止まらなくて」中古（？）で一途な女の子との青春ラブコメ、始めました。

著者等紹介

弥生志郎［ヤヨイシロウ］
１９９２年生まれ。２０１２年にＭＦ文庫Ｊにてデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

女性不信で恋愛に消極的な高校生十神里久が、放課後に探し物をしていた水守結衣を助けたことをきっかけに、学校で有名なビッチとして噂されて孤立する彼女と付き合い始める青春ラブコメディ。水守の告白に恋愛感情はないけれど、彼女にもっと自分を大切にしてほしいからと付き合い始めた十神。二人の交際は十神の評判を気遣って学校では秘密で、そんな二人を応援する風紀委員長のような人もいて、そんな彼女の素顔を知っていった十神が、水守の窮地を救うために立ち上がる王道展開にはぐっと来るものがありました。続巻にも期待の新シリーズですね。

2020/04/28

[ツバサ]

恋愛に傷ついた主人公と恋愛に振り回されたヒロインが出会い、周囲を気にしながらも恋に落ちていくという真っ直ぐな物語でした。変に揺らぐことなく、終わりまで突っ走っていてて、胸が熱くなりました。続いてほしいですね。

2020/05/03

[わたー]

★★★☆☆中学生時代の苦い経験から恋愛に臆病になっていた主人公が、学校一の尻軽と噂される少女と出会うことから始まるボーイミーツガール。この2人だけを切り取ると、王道で真っすぐなラブコメなのだが、噂を一切否定しない彼女のスタンスやそれに至った過去が明かされないことと、噂に流されるだけの衆愚どものせいで、モヤモヤが常に付き纏っていたことがブレーキをかけているような気がする。周りなんて関係なく、ただ2人のイチャイチャを見たかったかなと。続きは気になるので、続刊では特に水守さんの過去話に関わる内容をお願いしたい。

2020/05/04

[真白優樹]

過去のトラウマから恋愛に忌避感を持つ少年が、とある目的から学校一の尻軽と噂される少女と付き合う事になり始まる物語。―――秘めたる本当開いて見せて、変わる想いは恋を呼ぶ。　悪い噂のレッテルを貼られた少女の本当の姿を知っていく中で二人の距離感心が変わっていく、ちょっとだけ苦くてだけど爽やかなラブコメであり、攻守がはっきりしている事もあり、とっつきやすくて読み易い、とても面白い物語である。もう一度結ばれる純な関係へと撃ち込まれる弾丸。果たして二人の関係は未来の景色へと辿り着けるのか。 次巻も須らく期待である。

2020/05/06

[わゆ]

男とヤリまくっていると噂が絶えないヒロインと、過去のトラウマで自分から女性を好きにならない主人公が付き合う話。良い意味で軽く読める内容で、起承転結もあり楽しくストーリーを追えました。好きになれない（ならない）けど、噂から守るためにヒロインと付き合うことにした主人公が、悪役女子から彼女を守ったり、デートに誘ったり、どうにか何かを返そうとする姿が素敵。終盤の展開も熱く、ヒロインの真の素の部分と向き合いながら、真っ向から噂に立ち向かう主人公に拍手しかない。サブキャラも良い性格の女子ばかり。安定感あるラブコメ。

2021/09/20