講談社文芸文庫<br> 村上春樹の世界

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講談社文芸文庫
村上春樹の世界

  • 加藤 典洋【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784065196564
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

同世代・同時代の小説家である村上春樹に深い関心を持ちつづけた文芸評論家・加藤典洋が節目節目に発表してきた作品論や書評を集成。小説家に対し一貫して好意的だったが時に厳しくもあった批評の射程は、デビュー作『風の歌を聴け』から最新長編『騎士団長殺し』にまで及んでいる。本書は村上春樹の小説世界に分け入る際の良い手がかりになるだけでなく、「批評」とはどのような営みなのかを読者に知らず知らずのうちに伝えてくれる、他に類を見ない評論集。遺稿「第二部の深淵――村上春樹における「建て増し」の問題」収録。

内容説明

著者の文芸評論家としてのキャリアのなかで一貫してつづいた村上春樹作品への強い関心。世界的な人気作家を相手に遠慮も手加減もなく長篇も短篇も読むたびごとに全力で受け止め刺戟的な批評の言葉を対置して向き合ってきた。肯定も否定も超え真価を問う営みがここにある。没後発表された遺稿「第二部の深淵」を収録。

目次

1 村上春樹の世界
2 作品論(自閉と鎖国―『羊をめぐる冒険』;「世界の終り」にて―『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』;不思議な、森を過ぎる―『ノルウェイの森』;夏の十九日間―『風の歌を聴け』;行く者と行かれる者の連帯―『スプートニクの恋人』;村上春樹の短編から何が見えるか―初期短編ほか;小説が時代に追い抜かれるとき―『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』)
3 書評(「心を震えさせる何か」の喪失―『国境の南、太陽の西』;消滅した「異界の感覚」―『ねじまき鳥クロニクル』;縦の力の更新―『ねじまき鳥クロニクル』第三部;「居心地のよい場所」からの放逐―『女のいない男たち』;再生へ 破綻と展開の予兆―『騎士団長殺し』第1部・第2部)
4 遺稿(第二部の深淵―村上春樹における「建て増し」の問題)

著者等紹介

加藤典洋[カトウノリヒロ]
1948・4・1~2019・5・16。文芸評論家。山形県生まれ。1972年、東京大学文学部仏文科卒。国立国会図書館勤務、明治学院大学教授、早稲田大学教授を経て、2014年、同大学名誉教授。85年、最初の評論集『アメリカの影』刊行。97年、『言語表現法講義』で新潮学芸賞、98年、『敗戦後論』で伊藤整文学賞、2004年、『テクストから遠く離れて』『小説の未来』で桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

かば

15
たとえば『ねじまき鳥クロニクル』『1Q84』はそれぞれ全2巻で完結かと思わせておきながら忘れた頃に続刊を刊行したのは何故なのか、といったような少々変わった視点から出発しつつ、村上春樹世界の深部までメスを切り込む論評の進め方に舌を巻く。特に「『風の歌を聴け』は、否定から肯定への物語である」と評する「夏の十九日間」は素晴らしかった。文庫のくせに2200円もしたが、十分にそれに値する内容であった。2020/06/03

山ろく

4
登場人物の行動や台詞がしっくりこないときはあってもそこは実生活も同じで、こいつ何考えてんだろう自分ならそんなことしないな今後付き合うことはないかもな、となるところを、それで終わらないのが文芸批評の凄さだ。作品論が7編と書評が5編。違和感やわからなさを糸口に、一旦は完結した作品の「建て増し」や下敷きとなった短編と長編との読み比べを通して、「なぜこう書いたのか」「何が書きたかったのか」を推理していく。例えば「世界の終わり-」では僕と影との会話や行動など。読解による新鮮な意味づけはスポーツ解説と面白さで通じる。2020/07/14

なつのおすすめあにめ

3
評論家や本人インタビューによれば、村上春樹が「デタッチメント」から「コミットメント」へ移行した作品は『アンダーグラウンド』で、きっかけは地下鉄サリン事件とされている。しかし『村上春樹は、むずかしい 』を読むと『中国行きのスロウ・ボート』収録の初期短編に、すでに「コミットメント」の兆しが。『羊をめぐる冒険』から物語の構造を意識した長編を書く、そんな定説のせいで『風の歌を聴け』 からすでに2つの世界を描く構造だと気がつけなかったし、鼠が最初から死んでいる?この夏の、新しい短編と、その次の長編が待ち遠しいです。2020/06/14

H2Oearthman

2
「第二部の深淵ーー村上春樹における「建て増し」の問題」を読んだ。没後発表の遺稿なのだが、まさに俺がここ数年ずーーっと考えてる「建て増し」問題についてだった。俺程度が考えつくことなんて誰かが考えてるだろうとは思ったが、まさか加藤典洋だったとは。運命めいたものを感じちゃうよ。村上春樹における長編小説の「建て増し」問題を没するまで考えていた加藤さんの生前最後の作品が『敗戦後論』の建て増し的な『9条入門』というのは、これ先日もツイートしたけど、いい意味で「ゾワっと」します。2021/01/15

1
☆☆☆☆弔2020/06/21

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