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出版社内容情報
田 素弘[デン モトヒロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
49
タンザニア編解決から、イギリスの格差へ。ブレイディさんの『ぼくはイエローで~』にも繋がるイギリスの貧富格差、他人事ではない。サッチャー辺りからの近代英国の歪みがEU脱退論争で加速していたのか。近代政治家は、国を救うと称して“国民”を棄てている現状。そしてウクライナ編へ。クリミア紛争と現在(2022年)の狭間を描く。親露派と親欧米派の存在、日本との共通点の多さ。ウクライナ侵攻直前まで揺れに揺れていたんだな。近代成立国家の危うさが描かれていく。ウクライナ美女・オクサナが百合を凌駕する強引さで頼もしいかな。2022/04/06
にゃむこ@読メ13年生
22
タンザニア編完結〜イギリス編〜ウクライナ編前編。テンポ良くその国の内情を解説し、抱える問題点を指摘する。イギリス編の貧困格差は近い将来の日本の姿でもありうるかもしれない。『マンガでわかる地政学』的な教科書として読んでみても面白い。2021/04/11
まる子
20
「地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技(主にプロレス技)で警察が介入しにきい世界で起きている紛争を解決していく、地政学リスクコンサルタントの八田百合。」(裏表紙より)/2巻は【タンザニア編】:ルワンダのツチ族とフツ族、【イギリス編】:経済の厳選を製造業から金融・不動産にシフトしたことによる労働階級による貧困の差。そこから生じる暴動等。イギリス王国からは想像していなかった。【ウクライナ編】:→3巻へ2024/05/06
JACK
16
○ 知性と暴力で世界各地の紛争を解決する地政学リスクコンサルタントの八田百合。この巻ではイギリスの酒場での暴動、ウクライナのゼネコンと過激派の間の問題に立ち向かいます。散りばめられた外国語のキーワードが外国かぶれで知性の足りない人の発言に聞こえてしまう。軽い印象になって損しているのでは。百合の行動は知性が感じられず、軽いタッチの絵柄と相まってテーマに比べて浅い印象を受ける。ネゴシエーションなら「勇午」のようなヒリヒリした命懸けの緊迫感が無いと納得感が無い。行きあたりばったりな印象が拭えないのが残念。2020/07/02
uchi
11
女性版マスター・キートン、八田さんの2巻の舞台はタンザニアと英国、ウクライナ。各地の政治情勢と共に、毎度楽しみなのが八田さんの食べる現地料理で、今回はウクライナの豚の脂身の塩漬け、サーロが気になった2021/11/20