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出版社内容情報
泉 光[イズミ ミツ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイポ
46
■シオ君が司書の見習いになり、色々な人と新たに出会ったり、再開したりする話。圕の人物紹介的な内容。同期27人、教官6人、室長12人が登場する。今後の物語の展開の伏線も散りばめられていて、内容盛りだくさん。■今後は政治の話にもなるのだろうか。同期内の政治、圕内の政治、民族間の政治など。完全とは言えないまでも、ある程度政治の外に立ち観察するものの存在が示唆される。一つは人間とは異なるドラゴンのような外見をしたセラーノ属、もう一つは本書「圕の大魔術師」の原作者とされるシオ君の同期ソフィ=シュイム。2022/07/28
exsoy
46
原作者きちゃー。やっぱりそういう構成だよね。/ラストの物語が動き始めるワクワク感が素晴らしい。あの本が鍵になるのだろうな。2020/06/20
GM職員
39
「周りがすごい人ばかりで─中略─少し…震えてもいます… でも きっとこれは武者震い…!」世界を護ることになるという少年を描く、努力と根性のファンタジー第4巻。相変わらず熱いぜシオ。無事に司書試験に合格したものの、個性豊かで超優秀な同期達に気圧されそうになる主人公・シオ。学園モノど真ん中の雰囲気で終わってはつまらないけど、それで終わりなわけがない。憧れの恩人との再会、そして奮起。しかしナレーションが不穏だ…。それにしても、シオの人生の各ステージで支え導びく周囲の大人が傑物揃いというのが大きいなぁ。2020/06/24
トラシショウ。
37
「だが、稀にそこから足掻く者が出て来る。解っているのだ。どれだけ世の末端にいようと、針の先には必ず欠片(自分)が繋がっているのだと──ッ・たった一つの質素で小さな欠片が、止まっていた時代の針を動かす──!!」。スパルタ先生内面めっちゃ熱い(笑)。いよいよ司書試験に合格して中央図書館のあるアフツァックを訪れたシオ。他の見習い司書達の驚くべき能力や資質の高さに打ちのめされ、落胆する彼の前に再び、かつてその道の先を照らした司書・セドナが現れる。かなり膨大な新キャラ投入での第二部堂々の開幕(以下コメ欄に余談)。2020/06/11
どんぐり@京都の何処かで
29
ドラマティックファンタジー、最後の最後で煽るね。世界を滅ぼす力はセドナさんかシオか。正義とは。でも思い出すのは、図書館戦争。理不尽なまでの言論統制に最後まで戦ったのは人々の信念。かの作品の先見性に今更ながら恐れ入る。カミツレの花びらを眺めながら。その花言葉は苦難の中の力。設定が精密すぎて恐れ入る。2020/06/10