出版社内容情報
川田 十夢[カワダ トム]
著・文・その他/編集
目次
第1章 主体/客体/踊る気持ちと踊りたくなる気持ちは違う
第2章 時間―曜日感覚は重力と似ている
第3章 物語―ストーリーテラーになりたい
第4章 空間―二点間の距離を求め合いなさい
第5章 密度―消耗しないスピードのかたち
第6章 教育―サーカス団に子供を預ける
第7章 太陽/分類―拡張子が足りない
第8章 重力―抱えた荷物で空を飛ぶ
第9章 音楽―文明単位のラブソング
第10章 月/人類―皺に刻まれるのは経験だけではない
著者等紹介
川田十夢[カワダトム]
1976年、熊本県生まれ。10年間のミシンメーカー勤務で特許開発に従事したあと、やまだかつてない開発ユニットAR三兄弟の長男として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
6
テレビブロスの連載をまとめた本です。第10章から急に承認欲求が強まった文章・内容になりますがそれまではテーマや著者の考え方が独特で面白かったです。2020/06/28
piiitaaa
3
この本はすごいぞ。情報の畳み込み方が尋常じゃない。現実に並んでいる文字の下にとんでもない地下空間が広がっている。一読では、そこに並んだ文字はただのオブジェクトや現象でしか無いが、それが生まれた過程や結んでいるものを理解しようとすると膨大な量の資料や勉強が必要になる。一文一文がwikiの1項目くらいの情報量を持つ。集積回路。自分が使っている文章とは違うn進法で書かれている感じだ。しかも地下だけでなく、上空では別の領域ともつながっている。共通言語か共通文法か、少なくとも自分語の中だけでも実装したい。2020/04/18
yiyiyi
2
読み終えるのに随分時間が掛かりました。正直、理解出来ないことが殆どで、1日に1,2本じっくり読むのが限界。かと言って、じっくり読んでも理解出来ませんが。数箇所、謎に付箋を貼っておりましたが、読み返しても何故貼ったのか分かりません。その頃の私は理解していて、心に刺さる何かがあったのでしょう。きっと。2021/12/17
ひで
2
図書館の新刊コーナーで見つけ読んでみました。根っからの文系人間の自分には理解出来ない事が大半でしたが、AR兄弟なるユニットが存在している事が発見でした。2020/08/23
ムカイジュン
2
著者川田十夢氏のラジオは毎週欠かさず聴いている。知的好奇心を刺激する話題が豊富な人だ。その彼が書いたこの著作、熱量は伝わる。が、内容がイマイチ私には伝わりにくかった。つまり一番言いたい事がスーッと入って来ないのだ。伝えたい事のアウトラインは分かる。しかし脳味噌に定着しないという感じです。タイトルを横書き、本文が縦書きというレイアウトも要因かもしれない。ほとんどタイトル読んで無かったもんね。ゴメンなさい。2020/04/30