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出版社内容情報
伴走者。それは視覚障害のある選手が安心して全力を出せるように、選手の目の代わりとなって周囲の状況や方向を伝えたり、タイム管理をしたりしながら、レースの流れを読んで共に戦う存在。勝利に貪欲なブラインドランナー・内田と、機械のように正確な走りを信条とする伴走者の淡島。好対照な二人がコンビを組んで、パラリンピック出場を目指す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
60
ブラインドランナーのレースは見たことがないのだけれど、伴走者には関心があった。ランナーと周囲のあらゆることに気を配りながら一緒に走る大変さが細かく描かれている。作品では勝つことに貪欲なランナーが困難な課題をお金で解決したり、レースでアンフェアな手を使ったりもするが、ことさらに美談にするよりかえって清々しく思えた。2021/05/02
緋莢
13
同名小説の「夏・マラソン編」を漫画化したもの。完璧なレース運びをして狙い通りのタイムを出す事から“機械”というあだ名をつけられた淡島が、伴走者を依頼されます。淡島が組むのはヨーロッパサッカー界で活躍し、異端児と呼ばれながらも、事故で視力を失った後、ブラインドマラソンに転向し世界を目指す内田。勝利に貪欲で、勝つためであれば、アンフェアと言われかねない手でも平気で使うようなアクの強い男です(続く2020/07/05